「目に青葉 補正予算の 永田町」
第1次の補正予算をめぐって、永田町の交渉も大詰め。
GW連休前半(5月2日)には衆参で成立し、予算措置ができる。
論戦は、財源論となろう。
しかし、それは永田町の論理であり、被災者のことを考えれば、速やかな成立と、予算執行が重要であることは論を待たない。
自民党は消極的賛成、となろうか!?
したがって、国会の次の課題は、第2次補正予算の規模と財源論となる。
復旧(第1次補正)から復興(第2次補正)へ!
さわやかな空気を深呼吸し、「グリー6」の曲を聴きながらながら、今朝も午前8時前に国対に入る。
日程調整、資料整理。
午前8時半、「超党派 衆参対等一院制実現議連」総会。
特別決議文を採択。
額賀 福志郎(ぬかが
ふくしろう)幹事長がお示しくださった文章に、異論を申し上げる。
「この決議文内容では、憲法改正手続き法と国民投票法にしたがって憲法審査会を衆参で動かしましょうという要請のみ。 これでは、我々議連の目標である、衆参対等一院制の思いが込められていない!」
と、指摘。
衛藤 征士郎(えとう せいしろう)会長が、すかさずマイクを握り、
「馳さんの気持ちはわかるが、まずは憲法審査会を動かすことから始めないと。 国民の憲法改正の権利を守るためにも、ここから始めましょう!」
しかし、納得できない馳浩は、さらにマイクを握る。
「枕ことばで、我々の思いを入れてください。 憲法改正案を審議できる環境を作ろう、ねじれ国会で何も決まらない国会はおかしい、スピード感ある決断できる国会にすべきだ、行政改革を勧めている以上は、まずは立法府から大胆に定数削減しましょう、とか、そういう議連の趣旨がはっきりと伝わるほうがいい!」
そのあと、民主党の松原 仁(まつばら じん)さん、原口 一博(はらぐち
かずひろ)さん、鳩山 由紀夫・邦夫(はとやま
ゆきお・くにお)兄弟、平沢 勝栄(ひらさわ かつえい)さん、田野瀬
良太郎(たのせ りょうたろう)さん、山岡 賢次(やまおか
けんじ)さんなどから活発な意見があり、最終的には、
「衛藤会長一任!」となる。
この議連は、歴代総理大臣全てが顧問となっている、超党派の議連。
もちろん、共産党や社民党などの護憲派はいない。
「ねじれ国会で国会機能が混乱し、いつまで経っても何も決められない政治は、国民の信頼を失うばかりだ!」
「国際社会のスピーディな金融や、経済や外交安保の趨勢についていけない日本となってしまい、国益と信頼を失ってしまう!」
「国会議員自らが大胆に自らの身を削り、定数削減すべきだ。 一院制にして現在の合計722名から、500名まで減らすべきだ!」
いずれの理由にしても、国民の理解は得られるはずだ。
このくらいの決断を出来なくて、国会議員とは言えまい。
もちろん、一院制実現のための憲法改正は、第42条の部分。
これに加えて国会法改正や、選挙制度を含む関連法案改正も付随する。
この一院制実現は、国権の最高機関である立法府の役割を、最低限果たすための政治課題のはずだ。
そのための手続きを前に進め、改正案を審議できる土俵づくりをすべきだ。
5月3日「憲法記念日」を目途に進めるべき。
午前9時10分より、国対正副。
明日と明後日の予算委員会の日程や、予算県連法案を審議する4委員会(財金・総務・農水・災害特委)の日程を調整する。
すでに政局は「民主党内菅降ろし」に向かっている。
なんだかなぁ。
こんなことやってる場合かね?
菅さんも菅さんだが、民主党も民主党だ。
党内で政局してる場合じゃないよ。
無理やり引きずり下ろすことができるか?
結局は、森前総理が提唱するように、衆議院で不信任決議案が賛成多数で成立するしか、正当な手続きはない。
民主党から80名以上が造反しなければ、それはできない。
そこまでの覚悟はありやなしや。
で、不信任決議案が否決されれば、菅総理は信任されたことになるので、そうすりゃ、憲政の常道に従って、総力戦で復興計画案作りに入るしかない。
野党は、期間限定、政策限定で、閣外協力するしかない。
政治とはそういうもんだ。
負けたあとの潔さも必要だ。
負けるが勝ち、もある世界。
午前10時半、貸金業法改正案検証会。
こちらも超党派議連。
・ 総量規制
・ 主婦は、夫の同意がないと借りられない
・ ヤミ金業者の巧妙化
などなど、改正案のその後の論点整理。
午前中、専修大学校友会石川県支部の今後の活動について、築田幹事長・丹後事務局長と意見交換。
統一地方選挙も終わったので、作業再開。
まずは、往復ハガキを使って、名簿整理を進めることとする。
卒業年次と学部の確認、そして、仲間を拡大し、情報共有するところからの再生だ!
お昼に、参議院の109会議室へ。
「4月28日主権回復記念日」制定集会。
今日は、サンフランシスコ講和条約締結の日。
あれから59年。
マッカーサーの占領政策から、日本国家が名実ともに独立した日。
来年のこの日には、祝日として主権回復の意味を考えよう、という集会。
しかし、本当に、この占領政策と言うアンシャンレジーム(旧体制)から脱却しているのか、現在の日本国家は??
占領統治下に制定された憲法などは、主権回復して即、改正されるか作り直されるべき話。
それを、後生大事に守りぬいていることこそが、おかしな話。
主権回復した国家として、占領下の憲法は全面改正すべきはず。
そのことを確認しあう集会。
中曽根康弘元総理もご出席され、溌剌としたご挨拶。
せっかく参議院までやってきたので、林芳正事務所に寄って一服。
林さんの近著、「国会議員の仕事」を1000円で購入。
ん?
河野秘書、最近貫禄付きましたか?
不二家のペコちゃんみたい。
午後1時より、1回目の本会議。
先般、補選で当選した丹羽秀樹さんが紹介される。
「次の選挙が大変だぞ!」
と、野次を飛ばすと、小池百合子総務会長が(本当のことをそんな大声で言わなくてもいいのに・・・)と、いう感じで笑っていた。
本会議終了後、昨日に引き続き、予算委員会 質問勉強会。
明日と明後日の質問打ち合わせ会 第2弾。
・ 原発収束工程表の責任
・ 被災地の中小零細事業者支援
・ 家畜移動
・ 雇用調整助成金支払い
・ 義援金支援金支払いのめど
・ 放射線残土処理
・ 沿岸地盤沈下対策
・ 復興再生基本法の執行機関
・ がれき除去責任と費用(海中も)
・ 漁民休業補償
・ 仮設住宅建設めど
・ 被災地の土地買い上げ
・ 津波対策基本法(自民党議員立法)について
午後5時より、本会議 第2ラウンド。
第1次補正予算財政演説と、質疑応答。
終了後、予算委員会お経読み。
みどりの祝日の明日も休まず、予算委員会テレビ入り!
夜は、焼き肉を食べながら、来年度の大学新人スカウト活動。
今年は、4名しか獲得できなかったので、せめて8名をスカウトしたい!
食べ過ぎたので?帰りは、焼肉屋さんから歩いて自宅まで帰る。