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はせ 日記
平成23年
3月10日(木)

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■3月10日(木)

 3時24分起床、ニュースチェック。
 昨日からちょっと風邪気味だったおりんさんは、顔を赤らめながらも、ぐっすりと寝ている。
 大丈夫かな?!

 午前7時半過ぎには、国対に入り執務。
 午前8時より、党本部。
 外交部会&領土問題調査会 合同部会。
 民主党の土肥隆一代議士の韓国での言動に、批判が集中。
 「日本は竹島の領有権を中止すべき」
 と、いう韓日キリスト教議連の合意文書にサインをし、共同記者会見までしてしまったことだ。
 確信犯ではないか!
 どうして日本の国会議員が、国会決議で「竹島はわが国固有の領土」と確定している問題を、根底から覆そうとするのか?
 これは、土肥代議士一人の考えではなく、民主党に根付いた思想、考え方ではないのか?
 そうとしか思えない、拙劣な議員外交。
 当然、菅総理はじめ、枝野官房長官は不快感を示している。
 遺憾に思うのだったら、即刻民主党として処分すべきだ。
 国会では、政倫審会長を務めるという要職についているが、国会議員としてあるまじき言動であり、まずは辞職すべき。
 その上で、辞職勧告決議案を待つまでもなく、国益を大きく損ねた反省のもとに、議員辞職すべき。
 まったく、前原前外相と言い、岡崎前国家公安委員長と言い、民主党のベテラン議員ともあろう方々の、近隣諸国外交への基本的認識の浅さと、言動の軽率さは言いようがない。

 同時に、韓国政府が、小中高校の教育方針に、竹島(韓国名独島)にたいする指導方針を、公式文書で通知したとの報道があった。
 日本の外務省は「法的根拠のないままに、竹島は韓国に支配されている」と明言している。
 自民党公明党政権時代には「不法占拠」と断じていた。
 日本側の見解と齟齬のある韓国の教育方針には、明確に抗議をしなければならない。
 そのことを踏まえて、文部科学員会においても、わが国の歴史教育・領土教育について、法的根拠や歴史的経緯を含めて、小中高校で正確な知識を子どもたちに伝えていかねばならない。 

 午前9時10分より、国対正副。
 9時40分より、国対法案説明会。
 ・ 地震対策特措法改正案(議員立法)
 ・ 金融モラトリアム法案1年延長案(牛のよだれみたいにいつまで延長するのか? 経営者のモラルハザードを助長すべきではない、と、一言申し上げる)
 ・ 関税定率法(とりあえず聞き置くだけ)、国際金融機関出資法(金ばかりではなく職員も出すべし。 国際金融政策に日本人も影響力を持つべし!)
 ・ 踏切道改良促進法(警察の交通安全部署とも必ず協議すべき。 栃木県の某民主党政治家のごり押し・・高架化後も生活道路の踏切残すべし、は、言語道断)
 ・ 義務標準法(純増2300人の都道府県、市町村別人事配分を示すべき)
 ・ 家畜伝染病予防法改正案(韓国や中国からの渡航経緯を水際でチェックすべし。 報告事項違反に罰則はないのか)
 などなど、説明する政府側と質疑応答。

 午後11時40分、予算委員会の野党理事 懇談会。
 久しぶりに、公明党の富田さん、共産党の笠井さん、社民党の阿部さん、みんなの党の山内さん、そして自民党の武部・塩崎の両理事がそろい情報交換。
 「運用3号の責任問題で、長妻さんを参考人質疑すべし!」
 「前原さんの外国人違法献金問題など、全容を説明させるべし!」
 「まずは理事会を開催すべし!」
 と、確認する。
 その直後、与野党国対委員長会談の報告あり。
 安住民主党国対委員長より以下の申し入れあり。
 @ 平成23年度税制改正法案(所得税&地方税)のうち、3月31日で期限の切れる特措法は、3ヶ月間延長するつなぎ法で対応したい。
 A 関税定率法&国際金融機関出資法&金融モラトリアム延長法については、特例公債法や所得税法改正案より先に成立させたい。
 B 子ども手当て法案については、4月以降、現行案を6ヶ月間延長したい。
 だ。
 遅いっちゅうの。
 こうなることは、昨年来わかっていたことなのに、ましてや、今年の2月以降必ずこうなるとわかっていたのに、スケジュール観が鈍いといわざるを得ない!
 とりあえず、野党は持ち帰ったとのこと。 

 お昼に本会議。
 ようやく、議員立法の「海外美術品公開促進法」が、全会一致で成立した。
 3年越しの成立。
 海外の民間人や民間団体が所有する美術品等を日本で公開する場合に、所有権などを巡って紛争があったとしても、必ず元の所有者に戻すことを担保した法案。
 当然、展覧会開催に当たっては、所管大臣である文部科学大臣と、外務大臣が事前協議をすることになるが。
 これで、世界の「高名な」「価値のある」美術品等が、裁判所の差し押さえなどの心配を受けることなく、日本国内で展示・公開されることになる。
 よかった。
 当初からこの法案の立案に関わった古屋圭司代議士も、得心。
 全会一致となってので、我々自民党が出していた議員立法は取り下げたものの、一字一句違わない法案。
 参議院での成立が、心待ちにされる。

 午後、文部科学部会 幹部会。
 下村、馳、松野、義家、水落、橋本。
 35人以下少人数学級法案(政府案)への自民党の対応を協議し、方向性を出す。
 1、 少人数指導実現の大方針を確認(政府案には反対)
 2、 学級編成にあたっての考慮事項付与
 3、 加配措置に関わる「必要かつ十分な」教職員確保
 4、 加配措置事由に「特別支援教育への支援」 「専科教員の配置」を加える
 5、 市町村教委や、学校現場の学級編成方針を都道府県が尊重する規定を盛り込む(地方教育行政法第41条に第3項を加える)
 6、 予算範囲内で加配数を配分する
 7、 検討項目に、加配増にあたって、これからも適切に財源確保を出来るように義務付ける規定を設ける
 そして、自民党案に、教育公務員特例法改正案や、地方教育行政法改正案を、セットで提出する。
 ・・・・これらの部会方針を確認する作業の上、政調会や総務会を通過できるように事務的な準備をし、公明党にも理解を求める、と。
 ただ政府案に反対するだけでは、世論の理解も現場の理解も得られないし、無責任。
 自民党案のほうが、「少人数指導」を、確実に実行できる!とすべき。
 政府案よりも学校現場や、市町村教委の裁量が生かされるし、加配も、より現場の意向を反映される、そのように判断した。
 実際に、小学校1年生では、95%の教室が35人以下学級となっている。
 小学校1年生に限定するのが政府案。
 自民党案では、小学校全学年にわたって「加配措置」を使っての少人数指導や、特別支援教育や、専科措置を出来る。
 国会審議が、3月15日、来週の火曜日の本会議趣旨説明、質疑から始まる。
 ・・・これからあらゆる選択肢や、交渉が出てこよう。
 修正協議ももしかしたら出てくるかもしれないが、十分に理解を求めながら進めていきたい。 

 午後3時、残念な報告が、外務省から届く。
 ニュージーランド大地震で被災したといわれていた北川泰大(やすひろ)君の、遺体身元が確認されたと。
 現地警察の報告。
 一縷の望みを託していたのだが、最悪の結末。
 悔やまれてならない。
 世界的なジャーナリストとなるべく、英会話の習得に留学していたのに。
 夢半ば。
 県議会での「石川県子ども携帯電話所持規制条例 」のアイディアを出して、随分と紙面でサポートしていた。
 曲がったことが大嫌いで、ぶっきらぼうではあるが、骨のある記者だった。
 円満退社後は、
 「これから人生どうしようかな?」
 と、悩みながらも、そういう自分の境遇を楽しんでいる風でもあった。
 彼女がいないというから、合コンをセットしてあげたりしたけど、どうなったんかな?
 満を持しての英会話留学だったのに。
 本当に残念だ。
 和おんの湯や、夢の湯に誘ったら喜んでやってきて、いっしょにサウナに入りながら、語り合ったのが楽しい思い出だ。
 合掌。

 午後5時、専修大学レスリング部へ。
 久しぶりに道場の空気を吸う!
 と、言っても木曜日は、学生は休養日。
 ジュニアレスリングの見学。
 大学近隣在住の子どもたちが、木村コーチの指導のもと、おおはしゃぎしている。
 学生では、鈴木、郡司、井上、大ちゃんが参加。
 こういうスクールも、私立大学の地域貢献策。
 月謝はタダ。
 30名以上の幼年から小学生までの子どもたちが、2面のマットを精いっぱい使いながら転げまわっている。
 木村コーチの指導は、今日はマット練習。
 前転、後転、開脚前転、開脚後転、閉脚前転、閉脚後転、倒立前転、後転倒立、ネックスプリング・・・・・
 マット運動だけで、みっちりと30分以上。
 こういう空間練習こそが、レスリングの基礎練習。
 子どもたちも大喜びで、転げまわっている。
 最期は、一列に並んで礼儀正しくご挨拶。
 そして自由時間。
 やっぱりレスリングマットの上は、転んでも怪我しないので、子どもたちは大喜びで走り回っている。
 佐藤満全日本強化委員長の二人の息子も、汗を流して参加していた。
 美和ちゃん(奥様)も、大変だ!

 午後7時半には自宅に戻り、風邪をひいて寝込んでいるおりんさんに、晩御飯を食べさせる。
 妻は、仕事でお出かけだった。 


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