衆議院議員
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はせ 日記
平成25年
2月8日(金)

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■2月8日(金)

 3時57分起床、ニュースチェック。
 補正予算採決のハードルが、わかった。
 輿石ラインだ。
 予算委員会の理事会で、しきりに民主党の長妻さんは、
 「参議院が、補正審議は18日からはじめると言っているから採決を急がなくていい・・・・」
 「参議院が、5日間は審議すると言っているから、衆議院の3.5日はあまりにも少ない。一般質疑を入れてほしい・・・・」と主張。
 なんで衆議院の予算委員会の日程協議で、参議院のことばかりおっしゃるの?
 不思議。

 昨夜、鴨下国対委員長と話していたら、
 「輿石さんが、公正取引委員会の同意人事で、事前報道ルールを持ち出して、提出することすらストップかけてるんだよなぁ・・・・」とこぼしていた。
 いまだに昔の「西岡ルール」を持ち出して、ねじれ国会を演出。
 民主党の存在感を浮き彫りにしようとしている。
 まだ民主党政権のつもりでいるようだ。
 それをすればするほど、「決められない政治」が、国民の政治離れを誘発する。
 国益にとっていいことは何一つない。
 「決めない政治」を、自ら演出することは、政治の役割放棄。
 それでいいのか民主党。
 輿石ラインのハードルが上がれば上がるほど、夏の参議院選挙で、民主党崩壊のシナリオは現実のものとなる。
 どうして支持率が維新の会の後塵を拝しているかを、どうもそれがわかっていないようだ。

 ・・・わかった。
 民主党再生のシナリオ。
 ポスト輿石。
 輿石的なる魑魅魍魎との訣別しかないのではないか?
 小川勝也さんとか桜井さんとか羽田さんとか福山さんとか、あのラインが頑張ってほしい。
 一川保夫幹事長さんも、ねじれ国会の抵抗ばかり演出していたら、そのうち自縄自縛となるのではないか?
 ・・・・そういう現実を見ながら、我々は粛々と国会を運営していくしかない。
 秘策はない。
 正論を丁寧に説明していくばかり成り。

 7時には国対に入り、執務。
 関係各所に電話連絡。

 8時20分、与党理事懇談会。

 8時40分、理事会。
 「そろそろ採決に応じてほしい。」
 「12日の集中審議には応じた。次は13日の質疑者も決めなければいけない。13日の締めくくり総括質疑に応じてほしい!」
 「これで総質疑時間は24時間30分となる。今回以上の大型補正だった時とそん色ない。採決の機は熟している!」と、正論で押しまくるのだが、長妻さんも、いきなり2回目の集中質疑を持ち出したり、7日間にこだわったり、参議院の事情を持ち出したりで、抵抗。
 平行線のまま。

 9時開会で、テレビ入り基本的質疑二日目。
 今日は維新デー。
 誰が名づけたか、首長ファイブの登場。
 中田宏〜東国原英夫〜鈴木望〜坂本ゆうのすけ〜山田ひろし。
 市長や知事などの、首長経験者5名が相次いで質問バッター。
 こういう演出もまた、いいのではないか。
 12日の集中質疑には、石原慎太郎さんが登場するというし。
 国と地方の戦いを、わかりやすく国民に伝えることができる。
 自民党にも、首長経験者はいっぱいいる。
 維新の会の演出は、素場らしい人材をアピールする、良い前例になった。
 中でも、山田ひろしさんの質問が、抜群にわかりやすかった。
 「経営者の考え方は4つ。売上を上げる、コスト削減、銀行から借金、値上げ。政府は消費税増税を決めた。順番が逆ではないか!」と。
 この導入部分から、TPP参加に向けての自民党の道筋をあぶりだしていった。
 いわく、
 「聖域なき関税撤廃ではなかったら、いいんでしょ?」
 「国益にかなう最善の道を行くんでしょ?」
 「例外品目の可能性あるんでしょ?」
 これに対して茂木経済産業大臣も、
 「タリフラインは何%か、が焦点!」と漏らしたりして、甘利大臣も含め、自民党内の積極派のプライドをくすぐる作戦。
 また、TPPメリットとして、
 「マーケットの拡大、自由な経済環境、競争力」の3点を、安倍総理にわざわざ言わせるところも、わかりやすい演出。
 テレビでの国会質問は、こうでなきゃの典型。
 かつては、この山田ひろしさんの事務所で、秘書をしていたという山野ゆきよし金沢市長。
 山野さんの政治スタイルが、なんとなくわかったような気がした。
 「徹底したポジティブシンキング」を根底に感じる、お二人とも。

 午後の筆頭間協議で、12日の集中質疑で、東京電力の社長を参考人招致決定。
 招致理由は、国会事故調査委員会への「虚偽報告」問題。
 こりゃ看過できない!

 19時より、もりもり会。
 モリモリ食べて、モリモリ飲んで、モリモリ語る、石川県出身者の渾身の懇親会。


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