3時57分起床、ニュースチェック。
補正予算採決のハードルが、わかった。
輿石ラインだ。
予算委員会の理事会で、しきりに民主党の長妻さんは、
「参議院が、補正審議は18日からはじめると言っているから採決を急がなくていい・・・・」
「参議院が、5日間は審議すると言っているから、衆議院の3.5日はあまりにも少ない。一般質疑を入れてほしい・・・・」と主張。
なんで衆議院の予算委員会の日程協議で、参議院のことばかりおっしゃるの?
不思議。
昨夜、鴨下国対委員長と話していたら、
「輿石さんが、公正取引委員会の同意人事で、事前報道ルールを持ち出して、提出することすらストップかけてるんだよなぁ・・・・」とこぼしていた。
いまだに昔の「西岡ルール」を持ち出して、ねじれ国会を演出。
民主党の存在感を浮き彫りにしようとしている。
まだ民主党政権のつもりでいるようだ。
それをすればするほど、「決められない政治」が、国民の政治離れを誘発する。
国益にとっていいことは何一つない。
「決めない政治」を、自ら演出することは、政治の役割放棄。
それでいいのか民主党。
輿石ラインのハードルが上がれば上がるほど、夏の参議院選挙で、民主党崩壊のシナリオは現実のものとなる。
どうして支持率が維新の会の後塵を拝しているかを、どうもそれがわかっていないようだ。
・・・わかった。
民主党再生のシナリオ。
ポスト輿石。
輿石的なる魑魅魍魎との訣別しかないのではないか?
小川勝也さんとか桜井さんとか羽田さんとか福山さんとか、あのラインが頑張ってほしい。
一川保夫幹事長さんも、ねじれ国会の抵抗ばかり演出していたら、そのうち自縄自縛となるのではないか?
・・・・そういう現実を見ながら、我々は粛々と国会を運営していくしかない。
秘策はない。
正論を丁寧に説明していくばかり成り。
7時には国対に入り、執務。
関係各所に電話連絡。
8時20分、与党理事懇談会。
8時40分、理事会。
「そろそろ採決に応じてほしい。」
「12日の集中審議には応じた。次は13日の質疑者も決めなければいけない。13日の締めくくり総括質疑に応じてほしい!」
「これで総質疑時間は24時間30分となる。今回以上の大型補正だった時とそん色ない。採決の機は熟している!」と、正論で押しまくるのだが、長妻さんも、いきなり2回目の集中質疑を持ち出したり、7日間にこだわったり、参議院の事情を持ち出したりで、抵抗。
平行線のまま。
9時開会で、テレビ入り基本的質疑二日目。
今日は維新デー。
誰が名づけたか、首長ファイブの登場。
中田宏〜東国原英夫〜鈴木望〜坂本ゆうのすけ〜山田ひろし。
市長や知事などの、首長経験者5名が相次いで質問バッター。
こういう演出もまた、いいのではないか。
12日の集中質疑には、石原慎太郎さんが登場するというし。
国と地方の戦いを、わかりやすく国民に伝えることができる。
自民党にも、首長経験者はいっぱいいる。
維新の会の演出は、素場らしい人材をアピールする、良い前例になった。
中でも、山田ひろしさんの質問が、抜群にわかりやすかった。
「経営者の考え方は4つ。売上を上げる、コスト削減、銀行から借金、値上げ。政府は消費税増税を決めた。順番が逆ではないか!」と。
この導入部分から、TPP参加に向けての自民党の道筋をあぶりだしていった。
いわく、
「聖域なき関税撤廃ではなかったら、いいんでしょ?」
「国益にかなう最善の道を行くんでしょ?」
「例外品目の可能性あるんでしょ?」
これに対して茂木経済産業大臣も、
「タリフラインは何%か、が焦点!」と漏らしたりして、甘利大臣も含め、自民党内の積極派のプライドをくすぐる作戦。
また、TPPメリットとして、
「マーケットの拡大、自由な経済環境、競争力」の3点を、安倍総理にわざわざ言わせるところも、わかりやすい演出。
テレビでの国会質問は、こうでなきゃの典型。
かつては、この山田ひろしさんの事務所で、秘書をしていたという山野ゆきよし金沢市長。
山野さんの政治スタイルが、なんとなくわかったような気がした。
「徹底したポジティブシンキング」を根底に感じる、お二人とも。
午後の筆頭間協議で、12日の集中質疑で、東京電力の社長を参考人招致決定。
招致理由は、国会事故調査委員会への「虚偽報告」問題。
こりゃ看過できない!
19時より、もりもり会。
モリモリ食べて、モリモリ飲んで、モリモリ語る、石川県出身者の渾身の懇親会。