3時25分起床、ニュースチェック。
ニュースをチェックすると、野田毅税調会長が、マスコミ取材に応じている。
来年度の税制改正についての方針を示している。
予想していた通り。
今年は「税と社会保障の一体改革」特別委員会で、毎日のように隣席の野田毅先生からレクチャーをいただいていた。
そのレクチャー通りの展開となっている。
1)消費税・・・軽減税率は、10%以降?インボイス制の導入(価格転嫁できやすいように)
2)所得税や相続税・・・課税ベース拡大(金持ちには増税)
3)研究開発税制
4)住宅取得促進税制
「馳君、まずは需給ギャップを埋めること。内需拡大が必要なんだよ。日銀にはまだその余力がある。金融政策と一体で取り組まなきゃね!」と、耳にタコができるほど、ご指導いただいた。
「実需を生み出さなきゃね、それが政治の仕事だよ!」とも。
さて。
年末でもあり、今年の国会質問や、本会議代表質問の原稿を再チェック。
野党らしいなぁ、とつくづく思う。
国会質問原稿は、すべて自分で書いた。
ゴーストライターに書いてもらう国会議員が多い中、自分ですべてシナリオを練り上げて書いたのだから、充実した一年だった。
毎朝3時半には起きて、新聞記事をチェックしたり、閣僚記者会見をチェックしたり、過去の答弁をチェックしながら質問を練り上げた。
それがまた、とても楽しかった。
自分の予想したシナリオ通りに予算委員会が展開していくのだから、その楽しみは、自分一人にしかわからないのだが、ほとんど、想定していた通りの展開となったのは痛快だった。
来年からは、与党の予算委員会の筆頭理事を務めることになった。
さすがに、「政府方針や法律と閣僚発言の矛盾」をついて、根掘り葉掘り、閣僚をいじめるわけにもいかない。
野党のシナリオではなく、与党のシナリオを描く立場になった。
・・・でも、国民の一人として、率直な疑問は、厳しく切り込んでいきたい。
国会答弁を読み込むのは、小説を読み込む以上に、ドキドキする。
そういえば。
来年からは与党だから、政府質問趣意書も出せなくなるのか?
残念。
野党議員の最大の楽しみだったのに。
思えば、野党時代は、年間30回前後も国会質問をさせていただいたし、質問主意書も年間30本以上出した。
与党になると、もちろん、そこまでの量はこなせない。
その分、党内の部会や調査会で発言することになる。
国会議事録に残るという点では、野党のほうがやりがいがあるんだけどな??!!
この3年間の蓄積を、与党になってからも生かしていきたい。