天皇陛下、お誕生日。
79歳。
後期高齢者。
国事行為や宮中祭祀の負担軽減が必要。
しかし、昭和天皇のこなしたスケジュールは、私も見習わねばと、いまだに現役。
皇太子や秋篠宮もおられるのに。
その責任感、重責を担う覚悟に、「象徴天皇」の帝王学を感じる。
宮内庁は、よほど慎重に健康と日程管理を。
8時半、自宅を出発し、電車と徒歩で代々木第2体育館へ。
天皇杯全日本選手権 最終日。
女子55キロ級、準決勝。
優勝の下馬評の高かった村田(日大)と、石川県出身の志学館高校 川井の対戦。
川井がタックルで村田を圧倒。
しかし。
好事魔多し。
第3ピリオド5−0とリードし、あと1点追加で勝利というところで、大逆転の首投げをくらい、フォール負け。
負けた川井は、自信にもなっただろうし、悔やんでも悔やみきれない敗戦ともなった。
勝った村田は、ここぞというときにフォールできる技をもっているという自信にもなっただろうし、もっとタックルを磨かねばとの反省もあっただろう。
この大会 最高の試合だった。
若い二人が競い合えば、吉田沙保里も、うかうかしていられないはず。
これぞ、日本の強み。
男子フリースタイル74キロ級の高谷は、準決勝で腰を痛めたようだが、決勝では安全運転で勝利。
負けた北村も頑張ったのだろうが、情けない。
手負いの高谷にすら勝てないようでは、今後の期待が持てない。
全体的に、このレベルの試合では、この程度の体力では、世界では勝てない。
女子は、村田や川井や土性や菅原や入江や宮原など、若い力が続々と伸びている。
しかし、男子で世界に通用するのは、グレコ60キロ級の倉本と、フリー60キロ級の前田くらい。
これでは、リオデジャネイロ五輪も米満だのみ。
戦略的な強化の徹底が望まれる。
全試合後、日本レスリング協会理事会。
1〜3月の全日本チーム強化方針(合宿&海外派遣)について、一言申し上げる。
「来年4月からの新体制との端境期にあたる。現強化チームは、リオや2020東京五輪を目途に、切れ目のない強化策をしていただきたい!」と。
ジュニア世代をよっぽど鍛え上げなければ、リオでのメダルは期待できない。
全日本選手権でも、「小手先のポイント狙い」が多く、これでは、世界では勝てない。
基礎体力が身についていない。
骨にしがみつくような筋肉と、猛獣のようなファイティングスピリット。
それを呼び戻すのが強化チームの責務。
とりわけ、日体大の森下(フリー55キロ)と、山梨学院大の高橋(フリー55キロ)は、どちらが出ても金メダルを取れる逸材に成長してほしい。
強化次第。
18時より、専修大学レスリング部 納会。
来年度新体制発表。
主将 竹田展大(のぶひろ)
副将 近藤達矢(フリー)
吉田拓郎(グレコ)
学連 池澤峻介(しゅんすけ)
門澤伯幸(たかゆき)
近藤雅貴(まさき)
主務 井上拓(たく)
副主務 桑原章嘉(あきよし)
今年度最優秀選手 半田守
敢闘賞 澤田一矢
殊勲賞 魚住彰吾(しょうご)
来年も頑張ってほしい。
明日解散。
1月6日集合。