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はせ 日記
平成24年
9月19日(水)

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■9月19日(水)

 8時半、雨の中、日体大 横浜・健志台校舎へ。
 日体大&専修大学レスリング部合同練習。
 かつては日体大でコーチを務めていた佐藤満専修大学現ヘッドコーチ(現・日本レスリング協会強化委員長)も参加。
 昔懐かしい道場で、だれかれ構わず、手当たり次第に、大声で指導。
 相変わらず、口うるさい。
 でも、的を射るアドバイスに、学生は真剣。
 この緊張感と意識レベルの高さを、学生にも見習ってほしいところ。
 負けずに?日体大の松本慎吾監督も、手当たり次第に怒鳴り声で指導。
 声の大きさでは、若い松本監督に軍配かな。
 普通の人が二人のこの迫力とこの声を聴いたら、間違いなくビビるだろうなぁ・・・・
 学生諸君は、いつものことで慣れているから、神妙ながらも馬耳東風って感じだったけど。

 この厳しい鍛錬を毎日耐え抜く学生諸君を指導できることは、監督としての喜びでもある。
 現在、日体大理事にして、専修大学レスリング部監督の二足のわらじ。
 いやいや、国会議員と言う本業を含めれば3足のわらじ。
 もちろん国会最優先。
 時間の許す限り、現場主義で全力投球しているが、この学生への指導をする情熱がなくなったら、俺の生きがいもなくなってしまうような気がする。
 学生を指導することは、社会的使命でもあり、生きがいの一つ。
 これがなくなったら、寂しい人生になってしまう・・・とも思う。

 今朝は、新日本プロレスの永田裕志選手(ブシロードクラブ監督)も同行。
 選手スカウトも兼ね、松本慎吾監督や佐藤満コーチ、そして、大恩師である藤本英男先生にもごあいさつ。
 「永田君、スカウトするにゃ、こういう地道な顔出しが必要なんだからね。俺もお前を闘魂クラブにスカウトした時にゃ、あっちこっちに了解を取り付けたり、お願いに這いずりまわったり、丁寧にやったもんだよ!」
 と、木谷会長の号令のもと、人材発掘に余念のない永田君に、スカウト指導?!
 「アマが栄えれば、プロも栄える」
 「共存共栄」
 これは、日本レスリング界の租、八田一朗先生の遺訓。

 11時半には、練習終了。
 携帯電話をチェックすると、町村派議員から重大ニュースが入っている。
 総裁選挙地方遊説で、町村候補が体調を崩して検査入院、と。
 ど、どうしたんだ。
 確かにお疲れモードではあったが・・・
 心配だ。
 総裁選途中で倒れたとかいううわさが独り歩きしたら、それだけで「出馬断念か?!」となってしまう。
 永田町ではそれでなくても、ちょっと顔が見えないと、勝手に病気にされちゃうみたいなところがあるからなぁ。
 さっそく陣営関係者と連絡を取り合い、
 「会長は、昨日の演説会の帰りにふらついて検査入院したけど、今は落ち着いている。検査の結果を見てから最終判断する!」との情報を得る。
 大事に至らず、良かった。

 まだ総裁選挙は中盤であり、これからが本番、クライマックス。
 2〜3日様子を見て休養し、後半戦に備えるというのも作戦。
 いったん自宅に戻り、シャワーを浴びて着替え、永田町へ。

 14時からの女性局青年局主催の「総裁選挙公開討論会」に出席。
 会場からの生質問に、適切に答える4候補者。
 この中に町村会長がいないことは、とても残念だ。
 「維新の会との関係はどうしますか?」との直球の質問に、明快答弁をしたのは安倍さんと石破さん。
 安倍さん・・・「私たちは次の選挙で、維新の会と全国で戦うんです!そのあとに、自民党を軸とした政界再編・政策連合という選択肢があるのではないか。そうでないと、参議院はねじれたままで動かない。まずは、党の綱領や現実的な政策の中身をうかがってからでないと、軽々しく発言できない!」

 石破さん・・・「問われているのは維新の会ではない。自民党がどう変わったかだ。この国家の危機に、自民党がどのような政策を打ち出すかだ。それに維新の会が賛同してくれれば、組むもよし。われわれが選挙の前に顔色をうかがう対象ではないはずだ。」
 大拍手!
 政策のことで、うまく切り返したのが林芳正。
 「維新八策って言ってるけど、政策の中身がみかんくらい実態があればね・・・・」
 場内は一瞬し〜〜んとしたが、「八朔とみかん」を掛け合わせたわけね、とわかった瞬間、どっと沸きあがる。
 やはり、政策の中身次第。

 4人の候補者からも、具体的なコメントがあった。
 「憲法改正は、そのプロセスをどうするのかだけど、方向性は賛同できる!」
 「交付税を廃止し、消費税はすべて地方消費税というのでは、過疎地域切り捨てだ!」
 「道州制は、財政調整機能をどうするかだ!」
 「衆議院議員を削減し、240名では、1票の格差を考えると、東京と大阪の議員ばかりになってしまう!」
 などなど。
 やはり、どう見ても実現不可能な政策を並べるのでは、信用できないのは事実。
 「どういうプロセスで実現しようとするのかを、堂々と論破すればいいのではないか!そのうえで、目指すべき方向性の一致する政策を協力して仕上げることではないか!」という石破発言が、自民党としてのスタンスだろう。

 16時半、町村候補より、留守電が入る。
 定められたスケジュールを消化できなくてすまない、との、お詫びの電話。
 「私なんかにお詫びしないでくださいよ。会長の体調が一番ですから!」と申し上げ、僭越ながらご意見を申し上げる。

 「健康が一番です。お医者さんの言うことをよく聞いてください。今後は、決選投票も含めて、どういう判断をするかは、会長次第です。僕が嫌なことは、町村陣営が動揺して、草刈り場になることです。私は町村派に誇りを持っていますから、会長のもとに仲間が一致結束しておれば、それで十分です。国家の将来に誤りなき判断を最優先してください。それに、次の総選挙で戻ってくる落選中の仲間や新人や元職のことも考えてください。みんな、清和会を頼りにして、地元で頑張っています。総合的に判断してください。だから、2〜3日、医師の検査結果の話を聞いて決断されればいいんじゃないですか?あわてる必要はありません。」と。
 「馳君のいうこともしっかりと踏まえて判断しますよ!」と、元気いっぱいの会長の声を聴いて、一安心。

 17時、中京大学の辻井さん来訪。
 被災地の「臨時スクールカウンセラー事業」の、「臨時」はいただけないと、現地の実態をお聞きする。
 辻井さんの仲間が二人ほど、被災地に入って子どもの心のカウンセリングに入っているそうだが、
 「予算も人事も、少なくとも5年スパンの計画で取り組まないと、福島県の子どもたちの発達や発育が心配です!」と、データをもとにご説明をいただく。
 震災PTSDや、放射能の心配で屋外で遊べないことが、どれほどストレスになっていることか。
 その事態をお聞きすればするほど、子どもの心のケア事業は、「臨時」であってはならないと思う。

 17時半、町村陣営の議員臨時総会。
 町村会長の体調を案じ、今後への対策会議。
 「一致結束」
 「検査待ち」
 「会長判断」という方向性を確認する。

 18時半、池坊議員、田島議員、そして国会職員と会食。
 勇退される池坊さんへの激励会。

 20時、渋谷の巨門星。
 タイガー服部フェリー、新倉さん、そして、特別ゲストはハリー・スミス。
 デイビーボーイ・スミスの息子。
 デイビーボーイが不慮の死を遂げたとき、ハリーは13歳。
 カルガリーにいた日本人の馳と新倉に、親父のことをあれこれ聞きたいと、ここまでやってきた。
 日本スタイルのプロレスに心酔しており、しばし、リング上での闘い方をアドバイス。
 とりわけ、リングのセンターをキープする動き方、タッグマッチでの動き方などを、教えてあげる。
 ハリスとのタッグチームは久しぶりの外国人大型有望チーム。
 間違いなくIWGPタッグチャンピオンを目指せる逸材。
 将来は、IWGPヘビーのタイトルも狙ってほしい。
 カルガリー出身者として、応援したくなる、素直な若者だ。
 生ビールや熱燗の杯を重ねながら、カルガリーの昔話で盛り上がる。
 22時半、帰宅。
 ただの、酔っぱらいのおっさん状態。


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