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はせ 日記
平成24年
8月15日(水)

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■8月15日(水)

 香港の活動家、尖閣諸島魚釣島上陸。
 海上保安庁、入管法違反で、14名逮捕。
 どうしてこう、韓国といい中国といい、8月15日を挟んで領土問題でけしかけてくるのか?
 民主党政権はなめられているのか?
 それとも、韓国も中国も、国内に不安を抱えているので、歴史カードや領土カードを切ってくるのか?
 言語道断。
 日本の政権政党の弱体化を見越しての挑発としか思えない。
 政府外務省は、強く抗議すべき。
 そして、逮捕した活動家は、法と証拠に基づいて、二度とこのような蛮行を繰り返さないように処断すべき。

 憤りを感じながら、今日は戦後67年。
 黒い背広に着替え、石川県護国神社へ。
 途中、金沢の母をピックアップし、例年通り、親子で護国神社へ。
 第49回 石川県戦没者追悼平和祈願祭。
 英霊をたたえる会・隊友会など諸団体主催。
 猛暑の中、会場設営や駐車場係りなどの、ボランティアの皆様に感謝。

 正午、日本武道館の黙祷の合図に合わせ、護国神社でも、黙祷。
 蝉の声が騒がしい。
 母を武蔵でおろし、森山町小学校前の和菓子屋で、名物のかき氷。
 一息ついてから、またまた興法寺へ。

 14時、南部公民館。
 西野尻村分村・合併55周年記念式典。
 昭和の大合併の嵐の中で、昭和32年8月9日、砺中町(興法寺、戸久、下川崎)・福野町(安居、上川崎)・福光町(岩木)へと、3分割された当時の西野尻村。
 さらに昭和37年8月1日、砺中町と石動町の合併により小矢部市が誕生。
 合併の荒波にもまれ、数奇な運命をたどった西野尻村。
 全国でも、3分割された村はここだけ。
 その裏に何があったか?
 権力者の思惑が渦巻いた、と当時の新聞記事にも記述が残っている。
 今現在の興法寺村の中で、当時の裏舞台を知っている松本志津子さん(当時の村長の娘)から、知られざるエピソードが語られる。
 門外不出のエピソード。
 正直者でお人よしの興法寺、山がほしかった福野町の勢いに巻き込まれた安居、村の分断に泣く泣く従った岩木、という構図。
 一つの村が3分割された時の村民の気持ちはいかがだったか。
 当時、西野尻村小学校において、「西野尻村最期の日」を迎えた子供たち、村民たちは、本当に、泣く泣く分割の裁断を受けとめたとのこと。
 数々のエピソードの名残が、今現在も小矢部市で唯一残る、南部公民館の地区プール。
 合併の代償として、そういう経緯で、この小さな村に、今でもプールが残っているんか、と、感慨深い。

 式典終了後、午後4時より、第4回ふるさとトーク。
 出席者は、馳 浩、笠井亮(共産党衆議院議員)、柴田巧(みんなの党参議院議員)、山田俊男(自民党参議院議員)。
 いずれも小矢部市に、ゆかりのある国会議員。
 「それにしても、野党ばっかりそろったなぁ!」と、役山区長の開会のごあいさつを受けて、馳浩が司会進行のトークショー開始。
 テーマは、3点。
 @ 消費税法案成立とこれから
 A 原発政策とエネルギー計画見直し
 B TPPと自由貿易
 いずれも、「賛成か反対か」「その理由は」「国家としてどうあるべきか」「対案は」という設定で、各氏の私見をうかがう。
 政策ごとに賛否が交差する。
 「近いうちに解散総選挙をしても、参議院の数は変わらないから、ねじれ国会は続く!」
 「解散総選挙で第1党になった党を軸に政界再編し、部分連合で政策課題を迅速に処理すべきだ!」
 「結局、政治家の説得力が問われる!」と。
 17時45分終了。
 「近いうちに食事に行こう?」という、例のフレーズが話題になり、
 「んじゃあ、この4人は、近いうちと言わず、今から役山区長の自宅で鮎でもいただきながら、この続きをやりましょうか!」と、さっそくまとまる。
 俺は、いったん実家に戻り、富山のオッチャン家族と、まずは家族集合の乾杯。
 そして、30分後には、役山さん宅へ送ってもらう。
 「野田総理と谷垣総裁と山口代表も、俺たちみたいに、とっとと「近いうちに」を、実行してくれないかね!」
 などと語り合いながら、笠井さんも柴田さんも山田さんも桜井市長も役山さん宅に集合し、なまず骨酒や鮎の塩焼きに舌鼓。
 呉越同舟。
 お世話をいただいた役山区長、ありがとうございます。

 20時からは、津沢大花火大会へ。
 長兄茂の運転で、おりんさんといっしょに、津沢地区内の小矢部川河畔へ。
 歩道に横たわって、田舎の大花火大会を見上げる。
 おりんさんも受験生ということをすっかり忘れて、大騒ぎ。
 良かった。
 「パパ、田舎があるって、いいよね、日本人だよね!」と、わかったような言葉を口にするおりんさん。
 その通り。
 田舎があって、ふるさとがあって、それで日本。 


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