午前4時34分起床、北國新聞朝刊で、ニュースチェック。
今週の国会運営はどうなるか?
私はこう思う。
衆議院で3党修正協議をし、3党合意のもとで参議院での審議を積み重ねており、参議院で可決すべきだ。
中央公聴会も、今日と明日(6日、7日)で設定されており、8日にも、締めくくり総括質疑の上、委員会採決→本会議採決をすべき。
同時に、解散確約も必要。
民主党の前回選挙におけるマニフェスト違反は明々白々。
野田総理は、消費税増税法案が成立すれば、関連法案を処理したうえで、速やかに解散総選挙で、民意を問い直すべきである。
すでにばらまきマニフェストは崩壊しており、それは、3党合意文書に示されている。
「参議院での消費税法案採決→可決→関連法案を3党で処理→解散」
そのシナリオが、ごく自然な流れ。
万が一、野田総理が、参議院採決後も居座ろうとしているのであるならば、3党合意もご破算にすべき。
衆議院で大量の造反者→離党者(きづなや、国民の生活など)を出しておきながら、生き延びようとは無礼千万。
ここは、自民党の谷垣総裁や公明党の山口代表と党首会談のうえ、解散の確約をし、処理すべき法案は速やかに処理をして、会期末に解散すべきだ。
もし、野田総理が、参議院採決前に衆議院解散を明言しないならばどうするか!
それが今日と明日の与野党攻防。
今国会最大の政局。
・・・参議院で問責決議案を提出し、可決し、参議院審議をすべてストップすべき、とそう思う。
そうすると、8月25日には、憲法第59条の規定により、消費税増税法案は、「みなし否決」となる。
衆議院で採決後、参議院で60日以内に採決が行われなければ、否決したとみなすというルール。
8月25日がそのリミット。
8月25日を過ぎれば、衆議院で再可決できる。
しかし、再可決には、3分の2の数という高いハードルがある。
民主党単独でも、民主党と公明党の連携でも、3分の2はない。
・・・自民党が再可決に協力しなければ、野田総理が政治生命をかけた法案は、今国会で廃案となる。
廃案となれば、野田総理の命脈は尽きる。
座して死を待つのか総理?!
それとも、衆議院再可決の時に解散を確約できるか総理!?
この状況に追い込まれたのは、ひとえに、輿石幹事長が国会運営を甘く見たことと、野田総理が党内をまとめきれなかったこと。
自業自得。
衆議院で3党合意を得ておきながら、採決時に造反者をだし、分裂。
民主党内をまとめきれなかった不徳を恥じるべきだ。
野党に修正協議をお願いしておきながら、かんじんの与党民主党内をまとめられなくては、政権政党ではない。
野田総理は、そのことがわかっているのか?
いつまでも我々自民党は、金魚の糞のように民主党についていくわけではない。
せっかく、財政健全化と社会保障の財源確保と制度維持のために修正協議にまで応じたのに。
民主党が分裂するようでは、信頼を保てない。
近々、参議院問責決議案提出か、衆議院不信任決議案提出。
それは、「解散確約」という総理の決断待ち。
王手。
6時、シャワーを浴びて着替え、秘書の迎えの車で、小松空港へ。
めずらしく、奥田健代議士と、搭乗口でばったり。
朝のごあいさつを申し上げる。
「どうしたの、目がはれてますよ、呑みすぎ?」
「いやいや、オリンピック観てて寝不足だよ!」
「今週は国会も山場ですよ!」
「そっち(自民党)の判断だろ?」
「いやいや、総理の決断ですよ。3党合意と解散はセットです。いいとこどりはいけません!」
「・・・・・・・・・」
奥田さんも苦笑い。
民主党の置かれている状況がわかっての苦笑いか?
お互いに決意を秘めて飛行機へ。
羽田空港から、渋滞中の首都高速を通って国会へ。
9時半過ぎには国対に入り、執務。
11時半、党本部702号室。
福島再興に関する委員会。
仮の町構想特別措置法について、地元のご意見をいただく。
先般、現地4か所の仮設住宅を視察してこられた吉野正芳代議士と、森まさ子参議院議員から報告あり。
そして、吉田栄光県議(相馬野馬追(そうまのまおい)祭りで足を怪我しちゃったんだって)からも、被災県民の声を届けていただく。
「政府が、今後フクシマの原発事故被災地をどうするかの提案を出すべき!」
「平野復興大臣が、これから住民の意向調査するといってるが、遅すぎる!」
「仮の町を一か所か、分散型で置くのか、それぞれに意見があった!」
「まずは、東電と経済産業省が、しっかりと財物保証をすべきだ!」
「仮の町と言ったって、仕事がなければ生きていけない!働く場所が必要!」
「除染をして帰還をするというスケジュール観がわからない!」
「損害賠償問題がまだ進んでいない!」
「仮設住宅は無料。復興住宅は家賃を払う。皆はそこまで知らない。負担を減らしてほしい!」
などなど、要望は尽きない。
要望をうかがったうえで、この復興特命委員会に置いて、以下の二つの方針を確認。
@ 仮の町特区構想を、特措法で提出(議員立法)
A 16万人の原発避難住民への生活支援の選択肢を示す
本当は、もっと早くに政府が提示すべき問題。
どうしてこんなに遅いのか?
12時より、国対正副会議。
今週が山場であることの方針を確認。
13時、青少年問題に関する特別委員会。
参考人質疑。
第13委員会室。
テーマは、大津市中2いじめ自殺問題。
13時50分より14時10分まで、参考人質疑をさせていただく。
参考人は、水谷さん、亀田さん、小森さん。
@ 専門家(警察、司法、医師等)による事故事件調査委員会の設置
A ネットいじめ対策の課題
B 市町村教育委員会の、首長部局への機能移管
C 教職員の法令遵守
D 教職員の質向上=養成、採用、研修、人事
E 教員の評価の在り方
F 隠ぺい体質からの脱却
G 事実認定と、情報公開。そして再発防止。
H 出席停止措置の発動を、いじめている側へ。
I どうして人はいじめをするのか?思春期の通過儀礼なのか?
などなどを、3氏にうかがう。
15時半終了。
16時半、車を運転し、首都高を通り、ナショナルトレーニングセンターへ移動。
専修大学レスリング部夏季強化合宿に参加。
神奈川大学、明治大学、大東文化大学、島原高校、玉名工業高校、浦添工業高校、そして、花咲徳栄高校の池澤選手が特別参加。
総勢100名を超える。
選手一人一人に声をかけたり、技術指導したり、インカレに向けての戦略指導。
この合宿は、3ポイント。
1) 基礎技術や基礎体力のおさらい
2) インカレで勝つための戦術予習
3) コンディショニング(練習〜食事〜休憩〜減量調整〜モチベーション維持)
いかに自己管理できるか。
自衛隊から、グレコ84キロ級の全日本チャンピオン、岡選手が参加していた。
「どうしたの?」
「自衛隊が11日まで夏季休暇なんです!」
「えらいねぇ、それで練習に来てくれたの!」
「はい。」
「宿泊?」
「そうです!」
「じゃあ、一度、飲みに行こうか?」
「うぃーっす!」と、いうわけで、素直な岡選手、この前向きな姿勢が必要だ。
岡選手と、高校チャンピオンの与那覇選手とのスパーリングを技術指導。
「しっかり足を踏み込んで、左右からの差しを徹底したほうがいいよ!」
「高校生相手に、あんまりがぶり技や、すかし技は使わないように。しっかり当たってあげなきゃ。」などなど。
宮国、与那覇、屋比久、本村、池澤、父母、平嶋、佐藤・・・・
高校生トップレベルの選手も多数参加しており、アドバイス。
もちろん、専修大学レスリング部の諸君にも、叱咤激励。
学生の汗は尊い。
一心不乱に、レスリングに打ち込み、心身ともに鍛え上げる強化合宿。
17日までの長丁場。
国会とNTCと、行ったり来たりにはなるが、できる限りのアドバイスを送りたい。
20時過ぎ、帰宅。
晩ごはんは、ピザと、トウモロコシと、缶ビールと、ポテトチップ。
デザートに、ミキサーで、西瓜ジュースを山盛り作る。
満腹。