衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
7月27日(金)

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■7月27日(金)

 午前5時半、秘書からの起床メール。
 ん?山の手通り。
 おお、もうすぐ渋谷駅だ。
 夜中に一度、お手洗いに起きただけで、本当にぐっすりと、寝た。
 さすが北鉄夜行バス、安全運転。
 安心こそ最高のサービスだ。

 渋谷駅に到着後、地下鉄に乗り換え、地元の駅へ。
 いつもはジョギングしている時間帯に、今朝は背広を着て、鞄をころころ引っ張って駅から出てきた、はせ浩。
 「あら、馳さん、朝帰り?」と、めざとく近所の顔見知りのお母さんに声をかけられる。
 「夜行バスですよ、金沢から!」と、申し上げると、
 「大変ねぇ。がんばって。テレビ見てるわよ〜〜!」と、声をかけていただく。
 感謝。

 自宅に戻り、タンバリンに朝ご飯をあげて、水シャワーを浴びて、背広に着替えなおす。
 これで眠気もふっとび、一息。
 しばしベッドに寝転がって、テレビのニュースチェック。
 ロンドン五輪、サッカー男子予選。
 なんと、日本1−0スペイン。
 ん?
 欧州王者のスペインに、なんと、日本代表が勝ってしまった!
 大金星。
 グラスゴーの奇跡。
 大津のタイミングどんぴしゃりのシュート。
 そのほかにも、いくつもチャンスメイキング。
 順当勝利かも。
 凄いチーム。
 世界一のチームと、そん色ない戦い方。
 組織力と、速いパス回し。
 やはり、若いころから世界のクラブチームで戦っているという、自信がなせる技か。
 堂々としている。
 誇らしい。
 やればできる。
 体格を超える体力と戦術と技術。
 これぞ、JAPAN。
 ロンドン五輪のスタートとしては、昨日のなでしこJAPANの初勝利に続く、快挙。
 明日の開会式をはじめ、本番が楽しみ。

 30分ほどの休憩後、8時には、国会へ。
 空は、すでに燃えている。

 国対に入り執務。
 新聞各紙に目を通したり、特別委員会の資料精査。

 9時より、参議院へ。
 社保税特別委員会。
 総理、テレビ入りの集中審議。
 民主党の植松恵美子議員(香川県)の質問が秀逸だった。
 「中小企業の価格転嫁対策をすべきだ。どうするのか?」
 「消費税を上げると、介護や医療関係の雇用が増えるとか、社会保障の制度が安定化するので消費が上向くとか、政府は楽観的な声明を出しているが、おかしい。すべきではない。中小企業など、価格転嫁できなければ、大変厳しい経済状況になることも、率直に伝えるべきだ!」
 「医薬品や医療機器など、規制緩和して、メイドインJAPANを製品化し、実用化すべきだ。そういう対策をしてこそ、経済成長の種ではないか!」
 「経済対策、デフレ脱却なくして、増税はあり得ない!」
 などなど、核心をついた質問が相次ぐ。

 おとなりの共同提案者の民主党の古本さんに、
 「植松さんて、何者?造反予備軍?」と、お伺いすると、
 「民主党鳩山派。鳩山さんの心酔者、かな?造反予備軍かも・・・」と。
 「結婚してるの?お子さんは?」と、さらに突っ込んで聞くと、
 「知らないんですよね・・・・」と、おっしゃるので、
 「だめだよ、党内の仲間のことは、いろんな情報をチェックしとかなきゃ。自民党って、お互いのプライベートの悩みとか、選挙区事情をフォローしあって、支えあってるから仲間意識が強いんだよ。民主党は人間関係が浅いの?」と、申し上げると、不思議そうな古本さん。
 そっか、政党文化って、それぞれ違うんだ。
 でも、この植松さんは、すばらしい質問だった。
 支離滅裂な鳩山さんよりも、よっぽど筋の通った中小企業擁護論と経済成長論。
 発言に説得力があり、お隣に座っていた野田毅議員など、いちいちうなずきながら、
 「この人の言うことはもっともだ。歯切れがいい。自民党にスカウトしたいなぁ・・・・」と、感嘆するほどだった。

 お昼は、パソコンを開いて情報収集や、地元とのスケジュール調整。
 お昼ご飯を食べる暇もなく、お菓子。
 15時までは、田村憲久代議士が提案者席に座っててくださることになり、衆議院国対にて、執務。

 15時から17時まで、またまた参議院で答弁を聞きながら過ごす。
 共産党の山下さんが、自分でシナリオを描いて、その通りの見解を求める一方的な決めつけ質問。
 「消費税増税して、ゆとりのできた分、無駄な公共事業を増やそうとしている3党合意だ!」と、18条第2項の解釈で、「財政の機動性」の追及をする。
 野田毅さんなどは、
 「それは共産党のプロパガンダだ!」と、その指摘は全く当たらない、と指摘。
 安住財務相も野田総理も、この野田毅さんの反論を狼煙として、共産党に反論。
 なんか、野田毅さんが財務相みたい!?
 本当に答弁が安定していて、わかりやすい。
 「消費税を増税した分は、赤字国債で賄ってきた社会保障財源の穴埋めに使う。それでも、今後の国債の利払いや社会保障経費自然増に備えると、無駄遣いはできない。しかし、今まで福祉予算の投資で財政が硬直していた分、建設国債や民間資金を活用し、投資的経費を増やし、経済成長を促す。今まで絞り込んできた公共事業についても、防災や減災を進める。イノベーションなどの投資を増やして経済成長を促し税収を上げる!」と。
 野田総理も、野田毅答弁をなぞるような答弁。
 17時終了。

 すぐに秘書運転の車で芝公園のホテルに移動。
 全国グルービング工事協会の総会懇親会に出席。
 来賓ごあいさつ。
 佐藤のぶあき参議院議員もご出席。
 山下哲男理事長にごあいさつ。

 19時45分、羽田空港発のANA機にて、小松空港へ。
 あわただしい。
 百坂町の自宅へ直行。
 シャワーを浴びて着替え、22時前には「末っ子」へ。
 晩ごはん。
 土用丑の日にちなんで、イワシのかば焼きを食べさせていただく。
 ママの手料理、抜群においしい。
 いつものメンバー。
 そろそろ「百坂町ヘンタイ軍団」というネーミングはやめて、もっとかっちょいい名前にしよう、と誓い合う。
 何がいい?
 「百坂町末っ子軍団」?
 これじゃ、ローカル。
 「チーム ノーザンライツ!」
 …かっこよすぎる?
 「チーム守秘義務」
 なんか、ヘン?
 帰りに、スナック「ON AIR」で、ジュースを買って帰る。
 午前様。
 長い一日だった・・・・ 


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