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はせ 日記
平成24年
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■7月 9日(月)

 朝早くに起きるも、二度寝、三度寝。
 どうも、月曜日は疲れがピーク。
 年齢かなぁ。
 まぁ、ちょっと朝寝坊もいいだろう、と自分に言い訳しながらも、5時半には起きだして、ベッドの上でパソコン操作。
 ニュースチェック。
 ・ 上野動物園、出産二日目でパンダ育児放棄。
 野性をなくした動物は、母性・種の保存にも本能をなくしてしまうのか?

 ・ 尖閣諸島、国が購入方針を表明。
 ン?
 東京都が、地権者と石原都知事の信頼関係の上で購入するのではなかったのか?
 このニュースに石原さんも、「国は黙ってみてろ」と、憤懣やるかたないコメント。
 横取りはいかんよ、野田総理。
 これまでの経緯があるのだから、東京都が購入ののち、国家としての管理方針を話し合えばよいはず。
 いま、こんなことを言い出すと、選挙前の点数稼ぎと言われかねない。
 丁寧に、慎重に。

 7時45分には国対に入り執務。
 今朝は、新聞休刊日。
 資料整理や、日程調整。

 8時半、予算委員会の野党理事懇談会。
 今日の日程確認と、木曜日の日程を確認。
 本日のテーマは、「予算執行状況」について。
 でも、本音は、民主党分裂騒動の弁明機会を総理に与えるテレビ中継。
 @ 修正協議に応じた自公は、「3党合意はなんだったのか?」と、攻める。
 「修正協議を申し入れておきながら、採決で民主党が分裂するとは本末転倒。3党合意破棄も!」と。
 総理が政治生命をかける最重要課題と言いながら、造反議員の処分はあいまい、軽減では、党としてのガバナンスが崩壊と言わざるを得ない。
 A 造反した「国民の生活が第一」会派は、「民主党内の合意形成手続きが不備!」と責め立てる、予定。
 木曜日も、予算委員会総理&テレビ入り7時間、の予定。
 テーマは、「内外の諸課題等」となりそう。
 農水省中国食品輸出疑惑、オスプレイ安全性、サミットやG20報告、地球温暖化対策とエネルギー計画と原発再稼働などを求めることになろう。

 9時、予定通り、予算委員会開会。

 10時より12時まで、佐藤勉代議士に予算委員会委員の差し替えをしていただく。

 10時半より11時半まで、都内某区立中学校へ。
 PTA総会にて、「家庭教育講演会」の講師を務める。
 校長や副校長も、わざわざ聴いてくださる。
 テーマは、
 @ 大津市の中学生自殺問題隠ぺい体質
 A 公立中学校の役割
 B 義務教育とは、「保護者が子弟を学校に通わせる義務」
 C 人生の決断
 D 鳴和中学校半焼事件
 E 公立高校受験失敗
 F 星稜高校レスリング部時代
 G 専修大学レスリング部時代
 H 国語教員時代
 I プロレス転職
 J 海外遠征
 K 北朝鮮訪問
 L 参議院選挙
 などなど、多岐にわたる人生の分岐点で、どういう基準で決断したか、を申し上げる。
 重大割断をしたその折々に、ご指導をいただいた恩師についても言及。
 俵世婦、鈴木龍男、村田信親、鈴木啓三、松浪健四郎、中田武司、土屋敬成、松田外男、長州力、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、森喜朗、米沢外秋(敬称略)。
 PTA役員の皆様、講師としてお招きいただき、ありがとうございます。
 講演会終了後、国会にとんぼ返り。

 お昼の12時10分、衆議院第2議員会館第1会議室へ、滑り込み、セーフ。
 全国史跡整備市町村協議会、予算対策懇談会。
 史跡整備議連事務局長として、出席。
 他には、奥村展三文部科学副大臣、河村建夫元官房長官、楠田大三事務局次長が出席。
 まずは、文化庁より予算実績の報告があり、そのあと、市町村協議会側の菊池多賀城市長より、予算関連要望あり。
 @ 被災地の文化財復興支援は、今後も継続してやってほしい
 A 用地公有化継続に向けて、国庫補助率8割維持を
 B 公有化土地の維持費について、補助事業創設を
 C 関東地区は地価が高いので、地価に応じた補助基準を設定してほしい
 D 公有化の地代に関し、所得税控除額については「2000万円一回こっきり」ではなく、「5000万円複数回」を!じゃないと計画的に買取できない
 E 公有地原因者負担分の減額を
 などなど。
 国家の文化遺産を、地方自治体が「国庫補助金」で整備しているという事業。
 地方の実情を踏まえての軽減策を提示すべきだ。

 お昼ご飯を食べる間もなく、13時過ぎには、予算委員会室へ。
 自民党の小池百合子代議士が、3党合意の信頼関係や領土問題(メドヴェージェフ首相国後島訪問・尖閣諸島国有化)などについて追及。
 午後の質疑で見ものだったのは、造反組の牧義夫さんとのやりとり。
 牧・・・「3党合意修正は重要案件なのに、どうして両院議員総会を行わなかったのか?」
 野田総理・・・「政策については政調会が責任を持っている!」
 この手続き上のすれ違いが、離党騒動にまで発展したきっかけ。
 やはり政治は手続きが重要。
 政治とは、行間を読みあう配慮。
 マスコミ的には、それは狸の化かしあい?
 違う。
 税の徴収方法を決める国政には、様々な立場の人の心情と、未来設計が絡まりあうのであるから、行間を読みあう配慮こそ必要。
 攻撃一辺倒、反対一辺倒では、議論がかみ合わなくなる。
 これは、民主主義の意思決定の重要ポイント。
 でも、牧さんと野田総理や岡田副総理とのやり取りを見ていて、気持ちが塞いでしまった。
 分裂して、今更、NHKテレビ生中継で、近親憎悪のようにもみ合わないでくれよ、と。
 自公に3党修正協議を申し入れた時点で、民主党内をまとめておくべきだった。
 じゃないと、3党合意した後にばらばらと造反分裂では、学級崩壊と言わざるを得ない。
 信用できない。
 参議院審議では、3党合意に応じた自公から、このことが指摘されよう。

 予算委員会終了後、17時過ぎに、金沢から、高岩勝人市議がお見えになる。
 党本部での勉強会(青年局主催の、税と社会保障一体改革修正協議)に出席したあと、「晩御飯でも行きませんか?」と、お誘いをいただき、二人で出かけることに。
 なかなか市議会の情報が入らないので、教えていただく。
 ここ10年ほどの流れについて、高岩さんの知りうる限りのことを、お伝えいただく。
 高岩さんは、俺が参議院選挙に初出馬した時以来の、自民党の仲間。
 当時は青年部の闘士だった。
 17年前からの仲間は、市議会では、沢飯英樹市議、福田太郎市議(当時は青年部長)、高岩市議の3人となってしまった。
 県議会では、紐野義昭さん、下沢佳充(よしたか)よさん、中村勲さん(当時は市議)の3名。
 今さらながら17年の時間の重みを感じる。
 感謝。
 したがって、市議団分裂騒動が起きたことは、痛恨の極み。
 自身がその場にいて、決定権を持っていればなんとかすることができたのではないか、と思い、残念至極。
 除名騒動にまで発展するとは、想像だにしなかった。
 しかし、手続きは進んでしまった。
 組織とは、規約とはなんだ、と、自問自答が繰り返された。
 政党組織であれば、政治理念と具体的政策、そして人間関係こそが、その基準ではないのか?
 21時過ぎには帰宅。 


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