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はせ 日記
平成24年
4月26日(木)

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■4月26日(木)

 6時06分起床、ニュースチェック。
 4月26日、どんな日?
 小沢一郎さんの判決が下される日。
 おそらく無罪だろう。
 2月17日に、有力証拠が「採用せず」との結論が出ており、有罪となるべき証拠がないはずだからだ。
 世間は騒ぐが、永田町的には、騒いでいるふり。
 いまさら小沢さんの復権でもあるまいに。
 無罪になろうとも、残る疑惑は、
 「4億円ものタンス預金、どうしたの?」であり、
 「どうしてそんなに不動産を買いあさったの?」であり、
 「どうしてそんなに子分にお金くばるの?」であり、
 「どうしてそんなに秘書を雇うの?」であり、
 「どうしてそんなに政治にお金を使うの?」なのだ。
 政治資金規正法の「虚偽記載」について、有罪とすべき有力な証拠がないだけであって、疑惑と疑問と不信は残っている。
 で、小沢さんが無罪となって、さて、何がどう変わるのか?だ。
 結論とすれば、何も変わってはいけないのだ。
 これでTPPの結論がどうかなるのか?
 これで消費税の結論が覆るのか?
 政府与党内の力関係を覆すのか?
 それでいいのか?だ。
 永田町はパワーゲームとはいえ、有力政治家の一挙手一投足で政策が左右されるのでは、それは民主主義とはいえない。
 形を変えた独裁。
 独裁につきものは、結論ありきと、思い込みと、腐敗と、忖度主義。
 正直、小沢政治のいいところは、「体育会系」。
 マイナス面は、「お稚児主義」。
 振り回されるのは御免こうむりたい。

 いつものように起きると、タンバリンがちょこんとベッドの下に座っている。
 朝ご飯がほしいのか?
 パパがシャワーを浴びて出てくるのを待っていて、足の水滴を飲みたいか?
 どちらかだ。
 シャワーを浴びる。

 7時半過ぎ、曇り空の中を、国対に入り執務。
 8時、党本部。
 スポーツ立国調査会。
 案件は3つ。
 ・ 韓国のナショナルトレーニングセンター視察報告
 ・ 猫ひろしさんの国籍問題
 ・ マービン・トラン選手の帰化問題
 まず、韓国NTC視察報告を馳浩から。
 「ピントは、韓国国民体育基金=財源だ。ソウル五輪の剰余金80億円と、収益事業=公営ギャンブルで財源を確保している。日本も、toto法を改正して、12か月、システムを動かし、トップリーグ機構の試合も対象とすべきだ!」と報告。
 また、この意見に加えて、森喜朗最高顧問より、
 「toto法改正で、財務省や総務省に入れている財源をそろそろ取り上げてスポーツ振興に回すべきだ!」と主張あり。
 この2ポイントを含めて、連休明けに超党派のスポーツ議連でtoto法改正内容をもみあげることとする。

 猫ひろしさんの、カンボジアからの五輪出場問題は、微妙になってきた。
 国際陸連が参加資格(居住要件とか、記録など)を疑問視してきているからだ。
 特例として認められるかどうか。
 カンボジア陸連の申請が通るかどうか。
 不透明。

 マーヴィン・トラン選手は、日本への帰化問題。
 フィギュアスケートペアで、高橋成美選手のパートナー。
 3月の世界選手権で銅メダル獲得。
 ソチ五輪日本代表としての戦力。
 本人も日本国籍取得を求めている。
 国籍法第9条の適用対象とすべきかどうか。
 「国会の承認を経て、特別の功労があったものとして、帰化を許可するかどうか」だ。
 これまでに適用された先例はない。
 自民党スポーツ立国調査会としては、超党派のスポーツ議連に働きかけて、国会承認を得られるように応援することを決定。

 9時10分、国対正副会議。
 「小沢さんの判決が出るが、国会審議にどう影響するかは、民主党内の出方次第。注目していきたい!」と、岸田委員長。
 正直、小沢問題でこれ以上振り回されたくはない。
 与野党の議論で、なすべきことは山積している。
 消費税、デフレ脱却、エネルギー計画見直し、原発再稼働、放射能除染、被災地復興、普天間基地・・・・・
 政界再編も音沙汰されるが、動機が不純。
 民主党内のコップの嵐を、国政全般にまでぶちまけないでほしい。
 いい迷惑だ。

 10時、党本部701号室。
 「女性が暮らしやすい国はみんなにとっていい国だ特命委員会=別称1192委員会」。
 3回目のヒアリング。
 本日は、税理士会と社会保険労務士会の代表より、提言あり。
 いわく、
 ・ 103万円の壁をなくすべき(配偶者控除廃止)
 ・ 130万円の壁をなくすべき(3号保険者廃止)
 働く女性を支援すべきであり、「働き損」をなくそう!と。
 この議論を突き詰めていくと、
 「専業主婦を支援する自民党」「働く女性を支援する民主党」という極論に2分割される。
 小池百合子委員長は、
 「そうではない。働く女性が生きやすい税制や社会制度と、子育て女性の安心感を支えるのが自民党であるべき!」と宣言。
 5月中に取りまとめすることに。

 11時、総選挙公約検討委員会。
 1192特命委員会の報告を茂木政調会長にすると、
 「馳さん、その小池さんの特命委員会ね、釣り堀に糸を垂れたら漁船が出てきたってことにならないでしょうね?」
 とおっしゃるので、
 「クジラが釣れるかも・・・との一抹の不安を抱えております!」と申し上げる。
 でも、政権公約の中でも、特筆すべき政治課題であることは事実。
 「都心部の女性にとっては、その特命委員会の報告こそが、自らの生活に密着した話ですから、大きく取り上げてください!」
 と、東京都選出の菅原一秀代議士から声が上がる。
 その通り。
 未利用の女性の力が活用できなくて、何が日本の未来か、と言いたくなる。
 この会議後、中谷元先生から、著作権法第42条但し書き部分の削除の法改正の提案を受ける。
 「今頃言われても・・・・」
 と思ったが、内容が内容(立法&行政のためのニュース映像の再利用制限)だけに、とりあえず、引き取る。

 お昼に、清和会。
 町村会長に、福島再興委員会の重要性を報告。
 「被災地の中でも、福島県の再興問題は現在進行形です。自民党の提案を政府に提出すべく委員会をやっています。岩城さん、吉野さん、森さんばかりでなく、全国の先生方にも、わがこととして、委員会に出てきて、注目をしてください!」とお願いする。
 同じ派閥の仲間で、福島県選出の議員の多い清和会。
 落選中でも、坂本さん、亀岡さん。
 そして新人もいる。
 計6名もいる。
 ここは、派閥の結束で、側面支援をお願いしたい。

 国会に戻ってスポーツ新聞を見ると、なんと、貞子が「呪い(ノロい)球」始球式をしていた。
 今日は、「アメリカでBSE感染牛」「太陽光発電買取価格1kw時42円」など、ニュース目白押しの中で、なぜか、この貞子始球式のニュースに俺の心の琴線がふれた。
 見たかった・・・・

 13時、本会議。
 上がり法案処理。
 消費税特別委員会設置。
 なぜか?不肖馳浩、消費税特別委員会のメンバーに抜擢される。
 なんで?
 ほかのメンバーは、大御所ばかり。
 伊吹文明、逢沢一郎、金子一義、町村信孝、野田毅、田村憲久、加藤勝信、石田真敏、竹下亘、鴨下一郎。
 どうも、筆頭理事を受けた伊吹文明先生の選定らしい。
 ちゅうことは、俺の役割は、文部科学部会の代弁者としての「子ども子育て新システム」対応と、町村先生の小間使いと、公明党との橋渡し?
 そうかな?
 本格的な審議は、連休明け。
 連休中に、たくさん勉強して、たくさん質問をつくっておかねば!

 14時、石川県は山代温泉の雄山閣の松平社長がお見えになる。
 しばし旧交を温め、懇談。

 15時、福島再興委員会。
 昨日に引き続き、論点整理。
 連休明けには、落選中の福島選出の前議員をお迎えして、ご意見拝聴の予定。
 仮の町構想、除染・中間貯蔵施設、土地利用、事業再生、復町村のためのインフラ整備、賠償金支払い基準。
 論点は出揃っており、いかに肉づけできるか。

 夕方、渋谷ヒカリエへ。
 本日オープン。
 新しいもの好き?
 その通り。
 パタゴニアのCAPを購入。

 19時半より、恵比寿MLBcafe。
 「スポーツオブハート」実行委員長の伊藤社長や、兵藤社長と、情報交換会。
 障碍者スポーツ支援の輪を、もっともっと広げていこうと、意見交換。

 21時、小雨の中を、歩いて帰る。 


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