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はせ 日記
平成24年
4月18日(水)

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■4月18日(水)

 5時05分起床、質問資料チェック。
 おりんさんは、今晩も塾があるとのこと。
 「じゃあ、迎えに行くね!」
 「えええええ、辞めてよ、恥ずかしい、もう!」
 そこで妻が口をはさむ。
 「いいじゃないの、パパはおりんといっしょに帰りたいんだから!」
 やった、妻は俺の味方だ。
 しかし、おりんさんは食い下がる。
 「来なくていいよぉ、ほんとにもう・・・」
 そこでさらに妻が食い下がる。
 「じゃあ、パパとママと、おりんさんと3人で、帰りにいっしょに晩御飯食べに行こう!」
 (・・・それって、ママが晩御飯作らなくていいってこと?) と口を挟もうかと思ったが、何を言い返されるかわかっているので静かにしている。
 「よし。じゃあ、パパとママとで迎えに行くよ!」
 って、いつまでも子離れできない親バカなのであった。
 でもね、中学3年生の娘が、午後9時を過ぎて歩いて帰ってくるって、心配しない親のほうがおかしいんじゃないの???

 7時30分、花曇りの国会到着。
 さらに質問資料チェック。

 8時30分、予算委員会 野党理事懇談会。
 前田国交大臣、問責提出のダメ押しをすることに。
 やっぱり、地位利用、事前運動の疑いは真っ黒。
 それも、国土交通省の大臣室で署名していたことが判明した日にゃ、そりゃ、公文書じゃないの。
 言い逃れできません。
 いい人であることは、与野党すべてのみなさんが認めているものの、公職選挙法違反は、いけません。

 9時、ダブル委員会スタート。
 予算委員会集中審議と、そして、文部科学委員会一般質疑。
 どっちに出ようか・・・悩む。
 やむを得ず、予算委員会は北村茂男代議士に代理出席をお願いし、野党筆頭理事を務める文部科学委員会へ直行。
 やっぱり、野党筆頭理事がいなきゃ、委員会は開かれないからだ。
 今日は一般質疑。
 民主党〜自民党〜公明党〜共産党の順番で質疑。

 11時、一時抜け出して、自民党本部701号室へ。
 福島復興に関する委員会。
 鴨下一郎チーム衣替え。
 放射能被害の顕著な福島県の復興に向けて、総合的な検討をすることが目的。
 本日は、双葉郡各界代表からのヒアリング。
 @ JAふたば  篠木 代表理事専務
 ・ 昨年の被災4日間は食料もなく、地域の被災者のためにJA支所で用意した
 ・ 現金もなく、生活サポートセンターを設置している
 ・ 13000名の組合員中、9354人が避難してる
 ・ 損害賠償請求中だが、61億円中、36億円しか現時点で振り込まれていない。

 A 浪江町商工会  松崎 会長
 ・ 文部科学省のSPEEDIの情報が遅く、私たちは昨年3月12〜15日には、一番線量の高い津島へ避難させられた。
 ・ 商工会加盟の634名のうち、120名しか以前の商売を再開できていない。
 ・ 町民バラバラで、事業再開したくてもできない。
 ・ 公営復興住宅の建設をしてほしい。
 ・ 商工会としては、放射能被害を受けた「財物」の早期賠償を東電に求めている。
 ・ 賠償金についても、税制の軽減や免除を求めているのに、東電の対応が遅い。

 B 今村病院 石沢常務理事
 ・ 警戒区域私的4病院が2重ローンに申し込んでいるのに対象外となっている。資金繰りできない。政令に書き込んでほしい。
 ・ 再生可能性のある事業として、対象業種に入れるべきではないか。そうしないと、病院を廃業せざるを得ない。
 ・ 今までの借り入れの元金返済分を損金参入できないのはおかしい。税制で対応してほしい。
 ・ 4病院のうち2病院は、1月で失業給付延長措置と社会保障費支払い猶予措置が打ち切られたので、全職員を解雇した。
 ・ 賠償金以外に収入の見通しがない。
 ・ 破たん回避のために、運転資金の確保をしてほしい。
 ・ 4月以降の負債の支払い(金融機関への元金返済)を何とかしてほしい。
 ・ 東電は逸失利益しか対応していない。過剰な退職金も、警戒区域内企業に賠償の対象としてほしい。
 ・ 借入元金返済額は損金に認められていない。資金不足に加え国の責任が問われる中、税の支払いは認められない。
 ・ 国から金融機関に債権放棄の指示が出れば、金融機関は担保物件の差し押さえをし、保証人(理事全員)が自己破産せざるを得ない。
 ・ 国の仮払いと、廃業となった場合の債務負担を、一括して行ってほしい。
 ・ 営業損益を一括して支払ってほしい。

 C JC浪江  広坂 副理事長
 ・ JC浪江では、将来の町の再建に向けて、「ふるさとみらい創造会議」を運営している。
 ・ 放射線量の低いところに帰って再興したい。
 ・ 雇用確保、企業誘致、国の公的施設誘致が課題だ。そのために補助金や税制優遇を。
 ・ 子供を外で遊ばせられないので、人が住んでいるところの除染を徹底してほしい。

 D JC南双葉  神谷 副理事長
 ・ 工場を再建したくても、従業員が集まらない。給料が出ると失業保険や賠償金が減額されるからで「頑張り損」という考えが横行している。
 ・ 警戒区域内の財物補償基準を早く決めてほしい。指針が出ていない。1年たっても解決していない。
 ・ 子どもを持つ親として、放射線への不安や風評被害で困っている。20ミリシーベルトの根拠(科学的知見であり、国際基準であること)を、もっとマスコミで示してほしい。

 一通りお話を伺った後は、出席国会議員と質疑応答。
 Q 一番してほしいことは?
 A @JAとしては、平成28年3月に福島県内のJA合併はやむを得ないと話しあっている。負債を何とかしてほしい。商工会としては、復興住宅街(2〜3万人規模)。構想の具体化を年内に作ってほしい。病院としては、とりあえずクリニックを作りたいのだが、金融機関の審査が厳しい。仮の町で、商売が成り立つようにしてほしい。
 ここで、地元の吉野正芳さんより提案があり、
 「JAは、食料生産拠点ではなく、米からエタノールを作り、燃料を作り出す拠点とすべきだ。」と。
 また、片山さつきさんからは、
 「二重ローン支援機構や医療福祉機構を活用したほうが、対応が早い。地元金融機関では事業再生の対応が鈍い!」と、現場を回ってきた情報からのアドバイスをいただく。
 しかし、やっぱり
 「元の町に戻って住めるようにするためにも、期限を区切っての仮の町構想を進めてほしい」という声が圧倒的。

 終了後、文部科学委員会理事室に戻って、お昼ご飯。
 お昼ご飯を食べながら、公明党の池坊保子理事や、民主党の田島一成理事と、「著作権法改正案と修正案」の取り扱いについて、意見交換。
 自民党も公明党も、改正案も修正案も機関決定した。
 修正案は、民主党の意見をと入りれてまとめている。
 したがって、あとは、民主党の機関決定を待つばかり。
 それがいつか、だ。

 13時、文部科学委員会 再開。
 馳浩は、1時40分から2時40分までの1時間、質疑。
 ・ 高井美穂副大臣の大臣規範違反疑いのパーティー開催について
 ・ スポーツオブハートのイベント支援と、障碍者スポーツ支援について
 ・ JOCの不正経理事件とその対応について=スポーツ指導者の資格問題はNAASHを軸に
 ・ スーパーコンピューター「京」の使い道について
 とりわけ、スーパーコンピューター「京」と、それを製造している「富士通ITプロダクツ(石川県かほく市)」の関係について指摘。
 「ものづくりのベースがあるからこそ、日本製のスーパーコンピューターが世界一になれた。ぜひ、その使い道について政府方針を立て、そのためにも、国立大学法人や国立研究機関で購入して使い、産官学の連携をすべき!」と提案。

 15時10分終了。

 夕方、専修大学レスリング部へ。
 まずは、ジョギング1時間で汗を絞る。
 今週末はJOC杯。
 1、2、3年生で、試合に出場する選手は減量最後の追い込み。
 ところが、1年生の原田君が、スパーリング中に、左肩を亜脱臼。
 すぐに病院に行かせて手当をさせたが、大事を取って、試合は棄権。
 やはり、けがの無いようにと、いくら口を酸っぱく言っていても、けがは付き物。
 より集中して、最終調整に挑んでほしい。
 試合に出るまでのコンディショニングこそが、大仕事。

 練習後、自宅に戻り、妻とおりんさんと、おりんさんのお友達と、近所の「福島屋」で晩御飯。
 鍋焼きうどんと、生ビール。
 美味い! 


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