午前3時43分起床。
ニュースチェック。
継続案件の与野党協議が固まっていないのに、民主党側からの情報リークが相次いでいる。
けしからん。
「現場ではまとまったのに、自民党が反対していてまとまらない!」
とでもいいわけしたいのだろうか。
けしからん。
例えば、国家公務員人件費削減の話。
例えば、公務員制度改革の「労働協約締結権」の問題。
例えば、郵政改革法案見直しの話。
例えば、定数削減の0増5減の話。
例えば、税制改正の話。
いずれも、自民党総務会ではまだ議論していなかったり決定していない話。
もちろん、その他の政党においても、まだ機関決定していない。
マスコミ辞令に従えとでもいうのだろうか、民主党は。
けしからん!
マスコミに生煮え案をリークして、さも決まったかのように報道させ、出来なきゃ野党の責任にしてしまおうという稚拙な手法。
それとも、手柄とり?
未熟。
与野党合意を踏まえてから公式発表するという、あたりまえの政治手法を知らないのか?!
家を出ようと、まだベッドの中のおりんさんに声をかけると、小さな声で、
「明日、ともだちといっしょに渋谷にお買い物に行くから、お小遣いちょうだい!」
とつぶやく。
「わかりました!」
と、財布から3000円を出すと、
「2000円でいいよ!」
と、控え目につぶやく。
「大切に使いなさいね!」
と、そのまま渡す。
嬉しそうにこぶしを握りしめるおりんさんなのであった。
午前7時半には国対に入り執務。
午前8時より、自民党本部603号室で、文部科学部会幹部会。
@ 義務標準法改正案(議員立法)について審議。
「政府は、昨年は小学1年生の35人学級を法改正で対応しておいて、今年は2年生を加配定数の付け替えで対応するだなんて、つじつま合わせもいいところだ。昨年の自民党の議論のつまみ食いじゃないか!」
と、文部科学省の徳久さんに指摘しながら、議員立法で自民党案を提出するか否かについて議論。
教育論としては、少人数教育の評価は定着しているところであり、いまさら。
財政論もこれあり。
部会で取り扱うことになる。
筋とすれば、2年生以降も順次法改正して、義務定数を確保すべき。
加配定数は、地方の裁量人事がいかされるように配するべき。
じゃないと、来年度以降、2年生の35人学級がどうなるか、不透明。
(だから言ったじゃないか、加配定数を増やして、地方自治体の裁量を増やしたほうが良いって!)と、昨年の議論を蒸し返したくなるのであった。
A 大阪市の教育基本条例を、どう取り扱うかについて、PTで検証することを確認。
B 高校無償化の政策検証や、私学災害補助かさ上げ法の対応を与党に迫る。
C 東大から火をつけた秋入学について、全面支援を検討。通年採用という経済界のご協力も得たい。
などなど、今国会の課題について意見交換。
終了後、党本部玄関で、町村信孝代議士にばったり。
昨夜来の情報交換。
「1月31日、TPPと外交等の質問者に決まりましたので、お願いいたします。来週火曜日の午前中です。テレビ入りです!」
「ありがとう、急いで準備するよ。先週のアメリカ訪問のネタもあるしね。ところで、TPPはどういう角度でやればいいかね?」
「政府は参加のための事前交渉を進めているところですから、矛盾点を指摘したり、国益の観点での議論を正面からすればいいと思いますよ!」
と、お答えする。
町村代議士の持論はそれとして、自民党としての「賛成反対」はまだ決まっていない。
もちろん、民主党内も参加の是非については、いまだに二分されている。
とすれば、やはり、政府に情報公開を迫ることが必要だろう。
国益とは何か、だ。
午前9時10分より、国対正副会議。
午前中、国対で執務。
午前11時、環境省の南川事務次官がお見えになり、意見交換。
除染の体制作りの報告と、原子力規制庁の組織作り。
「仮置き場や中間貯蔵施設の土地の買い取り問題やね!議員立法でやったほうが早いよ!」
と一言申し上げる。
お昼に、文部科学省の前川官房長より、法案説明あり。
著作権法改正案、のみ、現段階では。
検討中が、原子力損害賠償法。
「これだけ?」
「・・・いまのところ、これだけです、が・・・」
と、前川官房長は、含み笑い。
お主、何か、たくらんでるな?
たくらんでるのは俺のほうか?
いくつか検討中の議員立法についても、率直に意見交換。
午後1時5分、予算委員会 野党理事懇談会。
午後2時、本会議。
夜、地元に帰る。
そのまま小矢部の実家へ。
ごあいさつ回りのあと、晩御飯を食べさせてもらう。
大根とイカの煮物、茶碗蒸し、どじょうの蒲焼など、俺の大好物ばかり。
感謝。
外は、大雪。
午後9時、「恋の罪」映画鑑賞。
賛否両論。
お口直しに、末っ子で小矢部の母がつくったおにぎりを2個、いただく。
ふぅ。
午前様。