衆議院議員
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はせ 日記
平成24年
1月20日(金)

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■1月20日(金)

 4時起床、ニュースチェック。
 北國新聞を読むと、「鏡餅をつきなおした大福で食中毒!」と、出ている。
 えっ?
 昨夜、いただきものの大福を美味しくいただいたばかり。
 その大福餅は、「鏡餅をつきなおした大福餅ですよ!」と、秘書の説明を受けた。
 俺が食べた大福餅、大丈夫か??
 一晩経って大丈夫か?もないわけだが、心配になったので、早朝にもかかわらず、秘書にメール。
「大丈夫か?」
「鏡餅をつきなおした大福餅だなんて、金沢の和菓子屋さんでどこでも作ってますよ。たまたま新聞に出てる和菓子屋さんで、ノロウィルスが出ただけであって、一晩経っても代議士は大丈夫なんでしょ?」
 「・・・確かに、大丈夫だけど、新聞読んで、具合が悪くなったような・・・気分!」
 「そんなわけないでしょうが!」
 と、いうわけで、何とか大丈夫そうだ。
 こういうことを体験すると、やっぱり「風評被害」というのは怖い。
 放射能の食品衛生暫定基準なども、そうだろう。
 暫定基準値以上に、ある全国チェーンのスーパーでは、厳しい食品規制値を出しているそうだ。
 「それじゃ、国の基準値が間違っているともとられかねない!」
 と、識者が言えば、
 「企業防衛だ!」
 と、スーパー側が言い返す。
 風評被害対策は、政治課題。
 かつては、カイワレ大根を食べた大臣がいたり、ナホトカ号座礁オイル流出事件では、日本海のカニを食べた総理もいたり、低レベル放射能の水を一気飲みした政務官もいた。
 マスコミの皆さんも含め、「安全と安心」には、今まで以上に関心を高めるべきだ。

 一息ついて、布団にうつ伏せになって、1月6日に閣議報告をした「社会保障・税一体改革案について」の文書を精査。
 サインペンを持ち、「検討する」という表現をチェック。
 あるわあるわ。
 10か所・・・20か所・・・30か所・・・40か所・・・50か所・・・60か所・・・70か所・・・全部で74か所。
 数えるのもうんざり。
 こういうのを、生煮え、という。
 だから、昨日の与野党幹事長会談でも、野党は一斉に、
 「与党で検討項目を詰めて、閣議決定してから国会に出せ!」と、いうことになるのだ。
 でも、読めば読むほど、この検討項目は与野党折衝項目とも読める。
 民主党内の消費税増税反対派も、自民党内の反対派も、すべて巻き込んで「最終案」を作らねばならないことを考えると、どうだろう。
 与野党協議は、早めに開始しないと、3月末には間に合わないという気がする。
 いや、絶対に間に合わない。
 とすれば、国会の外での協議機関ではなく、国会内での、「社会保障協議衆参与野党国民会議」なるような組織を、動かしたほうがいいのではないか、と思う。
 それじゃ、有象無象、絶対消費税反対派も入ってくるから収拾がつかないとなれば、それこそ、「自公民3党社会保障と税の一体改革協議機関」を設置するしかあるまい。
 「平成23年度中に所要の法的措置を講じる」
 と、改正所得税法の付則第104条に書いたのは自公政権だし、一昨年の参議院選挙で消費税10%論を出したのも自民党。
 「いつまでも何でも反対」自民党では、有権者の、国民の信頼を得られない。
 与野党なんて、ねじれ国会では一瞬にして攻守逆転する。
 「責任政党」と標榜する自民党として、今回提出された政府素案の「検討する」という項目を、ともに検討する度量が必要だし、消費税先ずその前に、のハードルを高めるべきだ。

 ・ 国会議員定数削減
 ・ 国会議員歳費削減
 ・ 公務員人件費削減
 ・ 独法、特殊法人削減
 ・ 特別会計組織見直し
 ・ 政府保有資産売却
 ・ 低所得者対策
 ・ 基礎年金、高齢者医療、介護機能充実、少子化対策の社会保障4分野改革案作成
 ・ 税と社会保障の国民統一番号制
 などなどなど。
 やるべきハードルをあげることが、そして具体案を決めていくことこそが、責任政党自民党の姿。
 やらなきゃ。
 それが、解散総選挙につながるのに。
 急がば回れ。 

 午前8時には、小松空港出発。
 羽田到着後、そのまま国対に入り執務。
 午前中、与野党国対委員長間で、3点セットを野党から要求。
 ・ 総理所信のあとに、慣例通りに一日空けること。従って、代表質問は26日から三日間。
 ・ 予算委員会の宿題であった、TPP・外交等の集中審議を開催すること。
 ・ 交替した大臣の所信質疑をすること。

 午前10時、金沢の支援者が来訪され、国対で懇談、記念撮影。
 いつも熱心に応援してくださる皆様が、こうして国会訪問してくださることは嬉しい。

 午前11時、自公文部科学部会有志による、勉強会。
 テーマは、著作権法第21条、第30条。
 「スキャン代行業者による著作物の電子化は、著作権侵害=違法であるということを、明確にしてほしい。」
 「出版者(社)にも、著作隣接権を付与してほしい。」の2点。
 新潮社、文藝春秋社、講談社、集英社など、出版会社代表や顧問弁護士と意見交換。
 さっそく自公有志によるプロジェクトチームを作り、法案化作業に入ることとする。
 議員立法で提出する予定。
 違法ダウンロードを野放しにはできない。
 音楽業界ばかりでなく、出版業界にとっても死活問題。

 お昼に、国対正副会議。
 通常国会は、まだ24日までの日程しか決まっていない。
 まったくもって、民主党国対に戦略もシナリオも見えない。
 また行き当たりばったりか?
 また、議員定数削減案について、
 「自民党の0増5減案とマスコミに出ている。それを民主党がつまみ食いしようとしているが、まだ総務会でも議論していない案だ。党内手続きもなしに勝手に5減とされては、当該選挙区はたまらない。あえていえば、細田試案のはずだが!?」と問題提起あり。
 その通り。
 情報の独り歩きは怖い。

 午後1時半、文部科学省の高橋会計課長。
 予算案の説明をいただく。
 論点もいかばかりか、主張させていただく。
 「義務標準法は、改正したほうがいいんじゃない?」
 「また、財務副大臣を文部科学委員会に呼んで、ねちねちと、徹底的に議論しますよ!」と。

 午後2時、財務省の藤井文書課長。
 予算関連法案4本など、財務省提出予定法案の説明をいただく。
 「で、公債特例法は、いつまでもちますかね・・・・」と。

 午後3時、党本部。
 「子ども子育て新システム」政府案の打ち合わせ会。
 政府の説明を受けて意見交換。
 「財源だね!」
 「どうして、そういうまどろっこしいこと、しなきゃいけないの?」是々非々で臨む。

 午後6時5分、羽田空港発。
 午後7時過ぎには小松空港に到着し、金沢へ。

 午後8時、別川製作所資材協力会 新年会ご挨拶。

 午後8時半、辻ジム。
 トレーニング。
 70セット、流れる汗が心地よい。
 晩御飯は、海ん中。
 午後11時半、散会。
 金沢駅地下街を歩くと、ホームレスが一人、寒さをしのぎ、寝袋で寝ている。
 この金沢ですらも。 


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