3時43分起床、ニュースチェック。
野田内閣改造。
その理由は?
税と社会保障一体改革=消費税増税シフトへの布陣強化。
まぁ、大義といえばそうなるのだろうが。
でも、実態は違う。
・ 問責決議の可決した一川防衛相と山岡消費者担当相がいては、国会審議が始まらないということ。
・ 蓮舫行革担当大臣の事業仕分けの役割は、終わったということ。
・ 平岡法務大臣の秘書疑惑
つまり、国会論戦に耐えられない閣僚を代えてしまえ、という理由。
野田さんはいい人なんだけど、ヒトを見る目がなかったっていうこと?
入れ替わりで就任する閣僚の予想図を拝見。
・ 岡田副総理兼、税と社会保障一体改革担当大臣=岡田克也=昨年8月、自公民3幹事長時代の合意実績に頼るわけね。
・ 平野文部科学相=典型的なトコロテン人事。平野さんの文部科学行政に関する話なんて、聞いたことない。素人大丈夫か?
・ 田中直紀防衛相=田中眞紀子シフト?
・ 城島光力国対委員長=お人柄は平野さんと同様、信頼おける人だけど、国対の仕事は未知数。
・・・ちょっと、この人事が本当にそうならば、民主党の断末魔が聞こえてきそう。
そうはいっても、税と社会保障の一体改革につては、自民党も事前協議のテーブルには着くべきだ。
ようやく自説を曲げて、野田総理はこの問題で自民党の考え方に追いついてきたのだから、一体改革と財政再建路線を進めるべき。
民主党内をまとめて、素案を閣議決定することが前提だけどね。
正々堂々と、国会に提出し、委員会質疑後、理事会で、そこで修正を含めて与野党協議をすればいい。
消費税増税、先ずその前に解散を!と、いう声ももっとも。
4年間は増税論議をしないと、マニフェストで言っていたではないか。
だが、自民党だってもともと財政再建・社会保障の財源確保のためにも増税路線であり、選挙の争点にはならない。
わかりづらい。
それに、解散総選挙するということは、その前提に、不信任決議案可決か、参議院での野田総理問責決議案しかない。
衆議院で、そんな簡単に内閣不信任決議案が可決するか?
小沢一派が腹決めて、消費税増税反対で、集団離党するしかない。
そんな小沢一派とは、自民党も公明党も組めない。
従って、不信任決議案の提出は、民主党分裂頼み。
これでは解散に追い込めない。
また、参議院での野田総理問責決議案可決するとしたら、よっぽどの総理や内閣の失態が暴露されるしかない。
「こんな人たちに任せておけない!」と。
でもそのときに、自民党と公明党が、国民の政治不信の受け皿たり得ているか、が問題。
「どっちもどっち!」とみられていたら、間隙をぬって、みんなの党や共産党や維新の党が躍進し、結局ねじれ国会が複雑化するだけ。
だって、参議院では自公合わせても過半数に満たないのだから。
選挙するなら、
「民主党政権には、国家の将来を任せられない。TPP交渉も不安、沖縄問題は暗礁、日教組教育は脱却すべし!」と、いう世論が盛り上がった時。
そういう論戦をするのが予算委員会。
バラマキマニフェスト撤回については、野田総理と輿石幹事長に、
「マニフェスト作成の財源見通しが甘かった。申し訳ない。これからは財源とセットで選挙公約を作る!」と、謝罪と反省を述べさせればよい。
与野党の意趣返し合戦は、不毛のいさかいで、国民不在。
ここは自民党が大人になるべき。
未熟な民主党政権を叱っても、いじめてるようにしか映らず、後味が悪い。
それに、民主党は間違いなく、政権を失ったら元のもくあみ=意趣返しをし、ちびっこギャングに後戻りする。
ますます政治家のレベルが低下するばかりであり、もうそういうことはやめたほうがいい。
・・・そんなことを想像する。
午前7時、白崎秘書の迎えで羽田空港へ。
小松空港待合室で「白海老かき揚げうどん」と、おにぎり2個をいただき、満腹!
午前8時5分発のJAL機で、羽田空港へ。
機内では、ぐっすり快眠。
午前9時過ぎ、羽田空港到着。
明日が結婚式の天野秘書の迎えで、永田町の議員会館へ。
資料整理。
お昼に、国会対策正副会議。
お昼御飯は、冷たいうな重。
岸田国対委員長より、通常国会に向けての方針確認あり。
・ 交替大臣は、所信質疑やり直し。
・ 予算委員会での宿題あり(TPP&外交集中質疑)
・ 公務員給与引き下げ、郵政改革法案、議員定数削減の3点セットは、内閣改造後、石原幹事長判断で幹事長会談に応じる。
・ 新党「きづな」を野党として認めるかどうかの判断はまだ。
・ 次回正副会議は、20日(金)と23日(月)正午より。
・ 消費税増税素案は、政府素案を閣議決定させ、国会提出した後に協議入り。
一通り方針をうかがってから、一つ質問。
「谷垣総裁と、石原幹事長は、通常国会をどういう風に進めるつもりですか?」と、岸田委員長に探りを入れる。
「解散総選挙に追い込みます!」と、抽象的なことをおっしゃるので、
「では具体的にうかがいます。不信任決議案可決には過半数が必要です。おいそれと民主党が分裂しますか?」と伺うと、言葉に詰まる委員長。
ここのかじ取りが、われわれ国対メンバーに与えられた使命であることは百も承知。
民主党は、苦戦必至の解散総選挙になりたくない小沢チルドレンが多い。
だから、消費税反対のポーズはとるが、不信任決議案採決で賛成に回る議員は過半数に満たない、はず。
そこまで思い切れる度胸も戦略もあるまい。
可決したら、間違いなく野田総理は解散するんだから。
わざわざ自分からくびになろうという民主党議員はいない。
だとすると、参議院での野田総理問責決議案可決か!?
それは至難の業。
もちろん、問責決議案可決したら総理は解散するだろう。
消費税増税の大義を振りかざしたら、野党にも批判は飛び火する。
と、シュミレーションすればするほど、予算委員会運営方針の答えは見えてくる。
「この政権、この政党には国家の将来を任せられない!」
「やっぱり自民党!」と、いう流れを作ること。
経済対策自民党、バラマキばかりの民主党!
景気回復自民党、足を引っ張る民主党!
そういう流れを作れるかどうかだ。
今のねじれ国会ではいつまで経っても、
「与党になったら抱きついて、野党になったらちびっこギャング」のまま。
幼稚極まりない。
だからこそ、自民党は大人になって、消費税事前協議にも乗り、政府に財政再建ハードルを高めさせる交渉をすべきだ。
まずは、定数削減!
まずは、公務員人件費削減!
まずは、財政健全化!
まずは、行政改革!
まずは、被災地支援!
まずは、エネルギー新計画!
まずは、原発安全基準かさ上げ!
まずは、円高デフレ対策!
そして、やるべきことをやって、成長戦略を進め、財政健全化目標を立て、持続可能な社会保障制度の財源としての消費税増税だ!
そういう道筋をつけることが、自民党の責任のはずだ。
増税一辺倒の野田政権は、百害あって一利なし。
そういう方向へと導くべきではなかろうか。
午後、議員会館で来訪者対応。
・ 金沢からの企業後援会関係者と懇談。
・ 日本サッカー協会の田嶋幸三副会長兼専務理事と、U−20女子サッカーワールドカップ開催要項について。
・ 文部科学省関係者と、奨学金制度について意見交換。
その他、来訪者が続々。
スクラップ記事の整理もしながら、午後5時まで過ごす。
野田改造内閣決定。
岡田副総理・・・やっぱり税と社会保障一体改革不退転。野党交渉未知数。
小川法務相・・・この人なら安心答弁。死刑も執行するかな?
平野文科相・・・玉突き人事。この人も素人。中川正春さん寝耳に水、可哀そうに。
蓮舫さん交替・・・結局自分が仕分けられちゃった。仕分けの女王さま今いずこ。
松原仁拉致担当大臣・・・妥当な線。中井洽さんとの二重外交要注意。
田中直紀防衛大臣・・・眞紀子シフト。また素人。野田総理懲りてない。
断末魔改造。
午後6時半、帰宅。
晩御飯。
妻の手作り料理。
かやくご飯、わかめ味噌汁、蓮根の煮物、ほうれんそうとベーコンサラダ、サツマイモサラダ、オムレツ、清水聖志人コーチにいただいた甕酒。
美味しい!
おりんさんは、一生懸命お勉強をしている。
数学の図形。
もう聞かれても、パパにもママにもわからない・・・