衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
12月14日(水)

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■12月14日(水)

 4時34分起床、お手洗いへ。
 戻ってみると、妻と俺の間に寝ているタンバリンが、正々堂々と、ド真ん中からさらに俺のエリアに進出して大の字になって寝ている。
 なんじゃこりゃ!
 どかそうとすると、不機嫌そうに、「ウゥゥゥッゥ!」と低い声で唸りやがる。
 なんなんだ!
 ここは俺の家じゃなかったのか!
 と、朝方の寒い部屋の中で立ちつくす馳浩、50歳。
 しかし、タンバリンの威嚇に屈してしまい、すごすごと、となりの部屋のおりんさんのベッドにもぐりこむのであった。
 おりんさんは湯たんぽ代わりに、パパの足に、自分の冷たい足をくっつけるのであった。
 ひゃっこい!
 しばし携帯ニュースをチェック。
 @ 子ども手当ての新名称が、「子どものための手当て=略称=子ども手当て」だって。
 あほちゃうか?
 こういう無意味なことにこだわる幼稚な姿勢が、政策に対する信頼性を失わせていることに、まだ気が付いていないのか、民主党政権は。
 3党合意の結果、子ども手当ては終わることになったんです。
 自公民3党で合意したんです。
 それで、8月に、我々自公も公債特例法に渋々賛成したんです。
 その約束を根底から覆す新名称だなんて、何を考えてんだか!
 民主党マニフェストの「子ども手当て」はなくなり、もとの所得制限の児童手当に戻ったという自覚がないからこうなるんです。
 これからは、児童手当法を根拠に対応するんです。
 ふんとにもう、往生際が悪すぎる。

 A 原発発電コストは、5割高い8.9円=政府試算。
 この数字が独り歩きすることのないように、国会論戦では、根拠を精査すべきだ。
 いくら事故対策を考慮したといっても、政府試算にはいつまでも疑義が残る。
 そもそも電力料金算定=総括原価方式の詳細を情報公開するところから始めるべきでしょ。
 立地対策費や、燃料費(為替で増減あり)や、廃棄物処理、最終処分場埋め立て経費、災害事故対策保険料などなど、明らかにすべき情報は公開すべき。 

 午前9時前には、議員会館に入る。
 昨日に引き続き、資料読み込みと、整理。
 資料って読み始めると、止まらないんだよな。
 途中で、たまらずに、読書。
 「わが町 わが志」(大幸 甚 著)
 「満天星(どうだん)咲きて」(俵 世婦 著)
 「古九谷論争の最期」(二羽 喜昭 著)
 「たった独りの 引き揚げ隊」(石村 博子 著)
 「変体仮名で読む 源氏物語 全和歌」(中田 武司 監修)
 書棚の本をぱらぱらとめくっていると、止まらなくなってしまうのであった・・・・・
 これで2時間くらい、整理整頓の時間を損してしまった。
 でも、ま、いっか。
 これもまた勉強。

 午後、石川県自治労の皆様が、山崎勝博委員長を先頭に、要望にお見えになる。
 「馳さんは自民党だから、自治労の政策に反対でしょうが・・・・」
 と、恐る恐るおっしゃるので、
 「政策に反対の時もありますが、お話はちゃんと伺いますよ!」
 と、いうことで、カルピスを飲みながら、「地方財政確立に向けた要望書」のお話をうかがう。
 要は、財源保障をお願いしますということ。
 災害対策、子育て支援、地域医療確保、環境保全など、まさしく、現場のサービスが充実していなければならない政策ばかり。
 また、
 「地方は、財政健全化に資するために、国に先駆けて独自の給与削減措置や定数削減をしています。その上に、国家公務員給与引き下げを、地方財政計画や義務教育費国庫負担削減に連動させないでほしい!」
 と、おっしゃる。
 ここは、聞きおく。
 おっしゃる通りの削減努力はされていようが、やはり、民間企業と比べての深堀りは、避けられないところではないでしょうか!
 でも、医療、福祉、介護、教育、環境、子育て支援など、住民に身近な行政サービスを提供しているという自負は、それはおっしゃる通り。
 「石川県の職員数も、昭和42年当時のレベルにまで減ってきているんです!」
 と、おっしゃる数字はその通り。
 となると、多忙を極める職員も、そりゃ言いたいこともいっぱいあるでしょう。
 警察や消防や教員は、国の基準に合わせているから減らし様がない。
 だから、一般行政職員が削減されていて困ってます、という趣旨はよくわかる。
 お話をうかがえて良かった。感謝。

 午後4時、文部科学省の千原さん(特別支援教育課長)が会館にお見えになる。
 「どうしたのさ?」
 「先生にずっとご指導いただいていた実態調査(特別支援教育を必要とする通常学級における児童生徒の在籍実態調査)が決まりました!」
 「別に俺が指導してたわけじゃなくて、平成14年の実態調査の数字をいつまでも基礎データとしてしとくのはおかしいでしょ、と言ってたわけよ!」
 「昨年の神戸での特別支援教育シンポジウムの時から先生にご指導いただいていたことがようやく実現します。自民党のPTでも指摘されておりましたが、本日午後記者発表しまして、年度内に行うことに決まりました!」
 「そりゃ良かったじゃん。関係者の悲願だったからね。いつまで10年前の数値にこだわってるんだって。で、調査方法については協力者会議で詰めるわけね!」
 「そうです。協力者会議のメンバーも決めました。久里浜の特別支援教育総研のメンバーも決まりました!」
 「そりゃ良かった。じゃあ、年明けの2月くらいに全国一斉調査だわね、スケジュール的には!」
 「そうなります!」
 「よっしゃ。その通常学級の基礎データをもとにして、発達障害児支援の教育プログラムをもっと進めましょう。PTでもどしどし提案出しますよ!」
 と申し上げる。
 懸案事項が前に進んで良かった。
 現場の先生方は、
 「まった文部科学省の調査かよ!」
 と、多忙を極める日常に不満も生じよう。
 が、この発達障害児の通常学級在籍実態調査だけは、そう言わずに、丁寧にやってほしい。
 社会全体が、この問題に関心を深めている、ということは明らかになっているのだから。

 午後4時半から、皇居一周ジョギング1時間。
 ジョギング後、健康センターで、しばしウェイトトレーニング。
 ストレス解消!

 夜は、午後7時から、国対打ち上げ懇親会。
 ここでも、昨夜に引き続いて、来年の国会運営方針を確認。
 「何でも反対自民党」方針だけでは、国民の信頼を回復できないことは百も承知。
 じゃあ、どうしようべか、と、あれこれ戦略を語り合う。
 まずは、民主党が約束したことを実行させることと、できなかったところを明らかにさせることとは、必要。
 その上で、対案路線だろう。
 経済対策も、税制改正も、持続可能な社会保障政策も、教育における道徳重視や国家観醸成も、自民党らしさの改革。

 中座して次の会合へ。

 午後8時からは、ゆうちょ銀行副社長の米沢友宏さんと、うちの近所で、ちょいと一杯、懇親会。
 米沢さんは、元石川県総務部長。
 そして、子ども同士が同じ小学校に通っていたという、ご近所様。
 かつては、大蔵省のキャリア官僚。
 小泉郵政民営化改革とともに、今では、ゆうちょ銀行の司令塔。
 いろいろと、政治に対する厳しいご意見をうかがうのであった。
 勉強になります!

 午後10時過ぎには歩いて自宅に戻り、「家政婦のミタ」を、おりんさんのベッドにもぐって一緒に見る。
 来週は最終回。
 もう終わっちゃうの!??
 やさしくなりたい♪ 


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