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はせ 日記
平成23年
11月28日(月)

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■11月28日(月)

 4時24分起床、ニュースチェック。
 大阪ダブルショック。
 橋下市長&松井知事誕生。
 大阪都構想、前進。
 選挙結果は、民意。
 議会も市役所も府庁も、変わらねば。
 そして国政も、政党政治も。
 時代の変化に敏感に対応すべし。
 でも、説明責任は果たそう。
 不易流行。

 午前7時、紅谷秘書の運転で小松空港へ向かう。
 「代議士!金沢東インターから西インターまで、不通です!」
 「なんでや?」
 「自動車が故障して炎上です!」
 「そっか、じゃあ、8号線で行くか!」
 「はいっ!」
 と、朝から体育会系の返事で、国道を行く紅谷秘書。
 しかし、国道は渋滞。
 いらいら。
 「大丈夫か?」
 「さぁ・・・・」
 少しずつ弱気になる秘書。
 ならばと、日程担当の中野秘書に急きょ連絡し、遅れた場合のほかの飛行機を予約してもらう。
 焦るな紅谷。
 いらいらは事故のもと!
 というわけで、幸いにも、渋滞を乗り切り、西インターから北陸道に乗り、7時50分ぎりぎりに小松空港に到着。
 やった、これで、8時5分発のJALに乗れる。
 安心。
 空港では、加賀地区と能登地区の開発協議会霞が関要望団と合流。
 俺は、農林水産省と文部科学省との要望団に合流することになっており、県議の皆様に朝のご挨拶をしてから、新聞を広げる。
 朝起き会金沢支部の三木さんや城北支部の杉本さんも同じ飛行機だった。
 月曜日の始発便は、1週間の始まりということで、出張の皆さんも多くそれだけで緊張感がみなぎっている。
 お疲れ様です!!

 午前9時過ぎには羽田空港に到着し、そのまま国会に入り、執務。

 午前10時過ぎ、農林水産省へ、自分で車を運転して向かう。
 農林水産省横の駐車場に車を停めようとしたら、
 「今日は一杯だから駄目だよ!あっち行って!」と、何度も断られる。
 あれ?
 こんなことは今まで一度もないのに・・・・
 やっぱり野党になったから、自民党じゃだめなんだろうか・・・・とちょっと弱気になるのであった。
 農林水産省のビルを3周し、なんとか執念?で、正面玄関駐車場に停めさせていただく。
 執念が、駐車場ガードマンに通じたかな?
 石川県議会の重鎮、福村県議、農業分野のエキスパート吉崎県議、そして、若手の善田県議、焼田県議。
 川北町長の前さんや高塚能美市副市長も。
 要望団気持ちを一つにして、関係部署に、予算要望の必要性と、石川県の実情をお伝えして回る。
 「TPP対策も含めて、継続の基盤整備事業は、ぜひともよろしく!」を枕詞に申し上げると、
 「いやいや、TPP対策ではなくて、そもそもの農業振興対策ですから!」と、訂正される。
 そっか。
 農林水産省は、「TPP参加に向けての交渉」という総理発言を、
 「交渉の末、参加するかどうかを判断するための事前協議」と翻訳?しているので、TPPが前提の農業予算と言ってはいけないのであった。
 言葉尻を捕らえるわけじゃないけど、霞が関言葉って、行間を読むのが難しいね。
 水産庁や林野庁もごあいさつ回りし、日本海に突出し、中山間地域も県土の7割を超える石川県の実情をご理解いただく。
 終了後は、文部科学省へ。

 北陸先端科学技術大学院大学整備予算と、大聖寺城跡の史蹟整備(大聖寺藩10万石・埋蔵文化財調査)予算要望。
 実はここでも、駐車場をあちこち引きずり回され、野党の悲哀を味わうのであった。
 文部科学省の駐車場入口に行くと、いつもは、
 「はい、馳さん、ここ停めて!」と、1階入り口前にご案内いただけるのに、今日は、
 「駐車場入って、地下一階下りて、左入って、先に進んで、左曲がって、そこの奥に停めて!」
 と、おっかないガードマンに早口で言われ、言われたとおりに行ったら、
 「ここじゃないよ、あっち行って!」
 と、他のガードマンにたらいまわしされ、「はい、すみません!」と謝り、いつもならば2分で14階ロビーに着くところを、10分もかかっちゃったよ。
 だめね、やっぱり野党じゃ・・・・
 と、涙目で(大げさ)、14階エレベーターロビーへ。
 「あんたどこ行ってたんだ、帰ったかと思ったぞ!」と、福村県議に叱られ、
 「自分で運転してるもんですから・・・駐車場で迷いまして・・・・」と、言い訳すると、
 「秘書が運転するんじゃないんですか?」と、善田県議に驚かれ、
 「秘書は運転できないので、都内は自分で運転するんでありまして、遅れて申し訳ありません・・・・」と、いつもの説明をするのであった。
 運転秘書雇えば、人件費も大変だからね、自分で運転しているわけですよ・・・・
 でも、落ち込んだ空気を前川審議官や常盤審議官や奈良審議官に慰めてもらいながら、要望団と一緒に文部科学省をお願い回り。
 たまに来ると、明るくていいね、文部科学省。
 でも、メリハリのないどこを切っても金太郎デザインのビルだから、今自分がどこにいるのか分からなくなっちゃって、何度も迷子になっちゃったよ。
 節電でうす暗い廊下を行ったり来たり。
 せめて、目印になるように、廊下に絵画とか、写真とか、美術品でも飾っておきゃいいのにね、文部科学省らしく。
 奥村展三文部科学副大臣が執務中だったので、12月5日の日体大授賞式の件も再度お願いし快諾をいただく。
 感謝。

 お昼の12時ちょうどに要望活動終了!
 駐車場に戻り、車を出そうとしたら、今度は車をどこに停めたかわかんなくなっちゃったよ。
 だって駐車場、どこを切っても金太郎デザインだから、今自分がどこにいるのかわからないよ・・・
 と、半ベソをかきながら、またまた15分もかかって駐車場を隅から隅まで走りまわって、ようやく自分の車発見。
 こんなみっともない姿、子どもには見せられないよな・・・・
 「パパ方向音痴?」
 あ〜あ、おかげで国対正副会議に遅刻しちゃったよ・・・・情けない50歳だ。

 午後は、週末にたまりにたまった資料と新聞記事と格闘。
 およそ5センチくらいに、うずたかく積もった決裁文書も届けられ、整理。
 金沢事務所の政党支部や政治団体収支報告書の明細も届けられ、チェック。
 節約節約。

 夕方、谷公一代議士のお部屋へ。
 「放射能健康被害調査法案(仮称)」の取り扱いについて、衆参と与野党調整の報告。
 社民党の阿部知子さんや、みんなの党の川田龍平さんからいただいていた素案と、わが党の森まさ子案と、そして参議院公明党案と、収拾がつかなくなっているので交通整理。
 谷公一さんは、復興特別委員会の自民党理事。
 「今審議している復興庁法案と、2重ローン対策法案と、なんとかその隙間に入りませんかね、この放射能健康被害調査法案、今国会中に!」と、情報交換。
 こういう根回しがあって、はじめて議員立法が日の目を見るんだけど、民主党にはこういう根回し役が、いないんだよね、なぜか。
 衆議院と参議院、霞が関と永田町、法制局や現場の声。
 そして、政党間の合意手続き。
 法律を練り上げ、法制局と一緒に条文を作り、衆参&与野党間の合意を得て、国会に提出するまでの段取りは、これこそ国会議員の醍醐味なのに。
 あきらめずに、明日からも根回しを続けることを確認。

 午後6時、本日の業務終了。
 自宅へ。
 自宅に戻る途中、首都高速から六本木ヒルズや、渋谷のセルリアンタワーホテルのビル街イルミネーションを眺めると、ほっとする。
 もう11月末なんだな。今年も年末だな。
 自宅に戻ると、妻がロールキャベツを作って待っていた。
 おりんさんは、CSの韓国歌謡番組を見ながら、ホットカーペットに寝そべって、ごろごろしていた。
 「パパー、DVD買いたいから、お小遣いちょうだい!」と、愛想笑いもいつも通りだ。
 いつもの我が家だ。
 缶ビールをいただき、東スポ読んで、ロールキャベツ3個食べて、山出保前金沢市長にお土産でいただいた、かぶら寿司を食べたら、もう眠くなっちゃったよ。
 9時半には、バタンキュー(死語)。 


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