衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
11月26日(土)

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11月27日


■11月26日(土)

 4時21分起床、ニュースチェック。
 フィギュアスケートGP、浅田真央ちゃん(さん?)ショートプログラム1位。
 トリプルアクセルを回避し、ジャンプよりも表現力の技術で勝負。
 作戦命中。
 円熟の演技。
 フリーでの完全勝利が、待ち遠しい。

 午前7時、ホテル日航金沢6階「弁慶」。
 自民党金沢支部 国会議員・県議・市議、朝食会。
 議題は二つ。
 先般の政経セミナーのチケット売上報告と、国政報告。
 地方議会は年4回、開催される。
 今はちょうど、12月議会前。
 したがって、県議会や市議会の情勢も伺いながら、国政の課題を報告。
 「こういう情報交換会は、地方議会前に、年4回、開催させてください!」
 と、中村勲支部長にお願いする。
 前議会では、大徳地区の場外車券売り場設置反対問題で、国会議員と市議県議との意見が割れた。
 政策上、立場上、賛成反対が割れる、やむを得ない場合もそりゃある。
 でも、 お互いの立場を理解しあう努力をすべき。
 それは、まずは国会議員が汗を流さなければならない。
 市議県議に教えを請う謙虚な姿勢が、馳浩に欠けていたのではないかと反省し、今後はそういうことのないように、本音で話し合う機会を多くつくりたい。
 今朝は、その第1回。
 国政で最大課題の消費税について、馳の主張と岡田直樹さんの主張がぶつかり合う。
 馳は、
 「そもそも、昨年の参議院選挙公約で、自民党は社会保障の自然増大する財源を賄うために、消費税を10%にすべきと訴えた。それに、与党だった時代に、改正所得税法の附則第104条で、消費税を含む税の抜本改革を平成23年度中に行うと明記した責任がある。本来ならば、自民党こそが消費税増税を含めた税制改正法案を提出すべき。民主党の議論がようやく自民党に追いついてきたが、民主党が具体策を出してきたら、協議の上、来年3月まで成立させるべきだ!」

 一方、岡田直樹さんは、
 「民主党は政権交代マニフェストで、一言も消費税増税に触れていない。それどころか、4年間は増税しないと明言していた。無駄排除や予算組み替えで財源は16.8兆円出てくると言っていて、3.2兆円しか出ていない。それに、税収減以上の赤字国債を発行するなど、めちゃくちゃだ!バラマキマニフェストを温存して、自民党に抱きつき作戦で消費税増税だなんて、言行不一致はなはだしい。来年の通常国会では、早期解散総選挙に追い込むべきだ。民主党政権に任せておいたら、財政も経済成長戦略も外交も安保もめちゃくちゃになる(なっている)。」
 どうだろう。
 どちらにも理屈があると言えようが、ねじれ国会の震源地である参議院議員の岡田直樹さんのほうが、過激だ。
 私の意見は、王道だと思うのだが、選挙は勝たねばならぬという理屈でいえば、甘いかもしれない。
 市議県議の目の前で繰り広げた本音の議論。
 どういう風に受け止めていただけただろうか。
 また、県政も市政も、12月議会は経済対策の補正予算が組まれる。
 「民主党政権となって2年、地元の景気が、東日本大震災の影響以上に厳しいのは、やっぱり超円高。為替対策は金融緩和しかないのではないか!どうして日本銀行を説き伏せられないのか!??」
 とのご指摘もいただく。
 日銀政策の独立性と言えばいいのでしょうか、と説明するも、それは自民党内の主流なのかどうかと再度問われて、
 「財政健全化も、金融緩和のインフレターゲット論も両方あるんです」と説明。
 ここは、同じ党内といえども、スタンスの違いはある、と説明する。
 でも、インフレターゲット論は、地方議会でも話題となっているという話に、もっと国会でも取り上げるべきだと感じる。
 およそ1時間半。
 実のあるミーティングとなった、と思う。 

 終了後、街頭演説。
 金沢駅南口交差点前〜元車交差点。

 午前9時45分、金沢製菓調理専門学校のクリスマススイーツコンクール視察。
 専門学校生の一途な作品を前にして、息をのむ。
 目的意識、職業意識の明確な若い学生の崇高な作品に、圧倒される。
 上位入賞者が、抱き合って涙を流せば、入選から漏れた学生は悔し涙。
 こういう競争こそ、実社会の荒波。
 そして、プロ意識の向上。
 素晴らしい教育がなされていることに感動する。

 引き続き、街頭演説。
 野町広小路交差点〜石浦神社前交差点。
 知り合いの方ばかりでなく、通りすがりの車の中や、バスの中や、自転車から、たくさんの激励をいただき、耳を傾けていただく。
 感謝。
 本日のテーマは、
 @ TPPと日本の国益
 A 消費税増税の目的と、政局
 B 被災地支援のこれから
 C 放射能除染と、最終処分場の在り方
 D 皇室典範改正と、女性宮家創立
 いずれも関心が高いようで、立ち止まって熱心に聴いてくださる方が多い。
 感謝。

 午前11時半、金沢事務所。
 石川県宅建協会から、土地税制の要望をいただく。
 ・ 消費税増税時の、住宅取得税の激変緩和措置
 ・ 新築住宅の固定資産税の軽減措置延長(一戸建て3年間、マンション5年間)
 ・ 土地、住宅に係る不動産取得税特例措置延長
 ・ 住宅取得資金に係る贈与税非課税措置拡充延長
 ・ 特定事業用資産買換え特例延長
 いずれも、土地や住宅を動かして景気対策に資する要望事項。
 要望事項それぞれについて、宅建協会の本音をうかがう。
 国税や地方税の税収を確保したい財務省と総務省の意見も、しっかりと押さえておきたい。

 お昼に、県庁前で街頭演説。
 中村勲県議が参加してくださる。
 東日本大震災への、民主党政権の後手後手対応について指摘。
 自由民主党が協力してきた議員立法の数々や、補正への協力や、政策提案577項目について主張を展開。
 残念ながらマスコミは、こういう事実を報道してくれない。
 与党9割野党1割。
 ならば、自分たちで、地元で地道に訴えて行くしかない。

 お昼御飯は、県庁前の「ふうどりん」。
 ボリュウム満点のランチ。
 料理長自慢の、手作りのおかずが美味しい。
 大満足。
 店長の福島さんのお話では、
 「一度訪れたお客様は、この味で、すっかりと馴染み=常連になるのよ!」という。
 さもありなん。
 俺も大満足。
 自民党石川県連事務所まん前でもあり、今まで気づかなかったほうがおかしい??
 美味しいお店を見つけた時のひそかな喜びを感じる。

 ご飯終了後、腹ごなしに?松村1丁目交差点で街頭演説。
 演説終了後、後ろで拍手をしてくださるおじさんが!
 あ、谷歯科医院の谷先生だ!
 以前からお願いしていた(されていた)お互いの陳情の件もあり、しばし、立ち話。

 午後2時、米泉ドジャース卒団式。
 米泉小・野町小・金大附属小エリアの学童野球チーム。
 木井監督の愛情あふれるスパルタ指導で、数々の名選手を生みだした。
 あれ?喜多浩一市議が、式典準備してるぞ??
 「どうしたんですか?」
 「えへへ、子どもがメンバーでして、保護者お手伝いです!」と、てれ隠し。
 エライ!

 午後3時、金沢エクセルホテル東急。
 第10回ざぶん賞授賞式。
 もう10回か・・・
 私は第1回の実行委員長を務めさせていただいた。
 今や、全国から6500作品もの応募のある賞となった。
 ここまで育てていただいた、高島副会長理事、故 筑紫哲也さん、月尾嘉男現会長に、心より、敬意を表したい。
 「僕はシャンプーが嫌いだ」のグランプリ作品に、衝撃を受けた。
 「普通の人から避難民になった」
 「シャンプーで放射能を落とす」
 「僕はシャンプーが嫌いだ」
 このフレーズだけで、全てが物語る。
 グランプリ受賞者は、小学校5年生の男の子、福島県浪江町から秋田県横手市に避難生活中。
 大震災と原発事故は、子どもたちを確実に大人に変えている。
 震災や原発事故後、子どもたちが何を見つめているのか、その記録を残していかねばなるまい。
 そう思わされた。

 終了後、またしても、街頭演説。
 皇室典範改正と、皇籍離脱と、女性宮家創立と、憲法第1条の話。
 駅前の多くの市民や、タクシー運転手が立ち止まって聴いてくださる。
 少子高齢化&後継者難は、何も過疎地域や農業の話だけではない。
 皇族だってそうなんだ。
 万世一系の男子皇統。
 それが日本の伝統文化の原点。
 国民各界各層に、危機意識を醸成しなければならない。

 午後6時、日曜ママさんソフトボール連盟の納会。

 午後7時、金沢北地区ソフトボール連盟の納会。

 午後8時、小矢部市の実家へ。

 午後9時半、池口恵観先生との食事会。
 金沢大学医学部の、渡邊剛教授がお招きした、明日の講演会講師。
 食事会にお招きをいただき、内外の政治経済社会事象について、御指導をいただく。
 御年75歳。
 はつらつたる75歳。
 スマホを器用に操る75歳。
 両手に花75歳。
 前向き75歳。
 懐深い75歳。
 モテキ75歳。
 カリスマ性発散75歳。
 私からは、尊厳死と辞世の歌と死生観について、お話しをうかがう。
 御指導に、深謝。
 焼酎お湯割りも手伝ってか、夜の更けるのも早く感じる懇親会。
 早寝早起きの俺としては珍しく、午前様。
 でも、池口先生のパワーに触れて興奮して、あれこれと思索がめぐり、寝られず、眠りに着いたのは午前3時近く。


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