衆議院議員
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はせ 日記
平成23年
9月11日(日)

9月10日
9月12日


■9月11日(日)

 5時13分起床。
 白崎秘書からのモーニングコール。
 ん?
 5時13分?
 今朝は、大徳地区の朝起き会じゃなかったっけ?
 え?
 朝起き会は午前5時開始、今は5時13分・・・・・・ということは、俺は寝坊したのか?
 がばっと飛び起きて、お手洗いを済ませ、着替えて家を出たのは5時19分。
 やばい。
 焦る白崎秘書、でも、安全運転だ。

 5時31分、大徳公民館到着。
 さすが白崎秘書、演壇寸前に会場入り。
 動悸息切れを落ち着かせ、5時35分より、演壇に立たせていただく。
 今週の一句。
 9月1日(木)  防災の 日に考える 想定外
 9月2日(金)  選挙区に とんぼがえりの ご挨拶
 9月3日(土)  秋田へと 徹夜で走る 野分かな
 9月4日(日)  三原じゅん子 ゲストに迎え りぶる金沢
 9月5日(月)  嬉しくて 国土交通 副大臣(奥田建さんから電話)
 9月6日(火)  長い夜 徹夜で上京 関越道
 9月7日(水)  マニュアルの 資料を隠す 東京電力
 9月8日(木)  大徳に ギャンブル施設は 要りません(また陳情書提出)
           なでしこや 悪戦苦闘 ロンドンへ
 9月9日(金)  死の街と その言葉こそ 死の大臣(鉢呂経済産業大臣暴言)
 9月10日(土) 放射能 移しちゃうぞと アホ大臣(鉢呂経済産業大臣)
 9月11日(日) 運動会 社内一丸 日本晴れ(北國新聞)

 たまたま本日は、大徳地区の朝起き会。
 市議会に、「大徳地区の名古屋競輪場外車券売り場建設陳情書」が提出されたことを報告。
 昨日の北國新聞朝刊にも、関連記事が掲載されており、地元の皆さんは一様に驚きと困惑と不安の表情。
 事の経緯を説明すると、
 「もう終わった話じゃなかったんか!」
 「(2007年12月の)市議会で、全会一致で反対したがいね!」
 「困った・・・」
 「絶対反対やわいね!」
 「誰がそんなこと考えとらいね!」
 「(反対運動が出た)あんときと何かかわったんか?かわっとらんやろいね!」
 「また反対運動せんなんがかいね!むしろ旗立てるか!」
 と、口々に不満と不安を、お述べになる。
 たまたま同席された地元選出の木下和吉金沢市議は、
 「また出すなんて、わしもびっくりや。市街地で、通学路に隣接するあの場所に、ギャンブル施設建設なんて、馳さんもわしも、絶対反対や。でも、噂によると、その陳情書が可決するかどうか、ぎりぎりねんと!」
 と、自民党一人会派の木下さんの話に、さらに驚愕の地元の皆さん。
 「だって、2007年には、全会一致で否決したがいね。なんで、賛成するが?誰か裏切ったがか?」
 ・・・・
 反対だった市議が、どうして賛成側に回ったか、いろいろな情報を私もつかんではいる。
 が、怒りを爆発させる地元町民の皆様に説明する確かな言葉が、なかなか見つからない。
 ここは、市議会で、公明正大なオープンな議論をしていただくしかない。

 そういえば、2007年に、当時は自民党市議として反対した山野市長は、昨年12月の市議会答弁で、
 「地元の議論を関心を持って見守りたい」
 と発言を後退させ、市議会や地元町民をがっかりさせた。
 それに比べて、山出保前市長は、当時、明確に、
 「あそこにギャンブル施設は、だっちゃんわいね!」
 と、小中高校の通学路に隣接する市街地の大徳地区での建設に反対し、市長としての自らの姿勢を明確にされた。
 それは、町づくりの哲学でもあった。
 その姿勢が、山野之義市長には、見えない、いまのところ。
 山出前市長は、
 「あんたも学校の先生やろ!」
 と、教育者としての一面も強調されていた。
 「地元の人が、アノ地区に市立図書館の要望をしておいて、それ(海みらい図書館)ができたらギャンブル施設とは、どうなっとらいね!」と。
 このままでは、山野市長や金沢市議会への信頼が失われてしまうのではないか? 

 午前8時半過ぎ、西武緑地公園サブグラウンドへ。
 第22回北國新聞グループ大運動会。
 毎年来賓としてお招きいただくのだが、壮観。
 グループ各社の社員家族一同に揃っての運動会。
 秋晴れ。
 谷本知事や岡田直樹参議院議員は、「玉入れ競争」に参加し、
 「わしらのチームが勝ったんや!いっぱい入れた!」
 と、大喜びだった。
 とても、65歳の知事と49歳の参議院議員とは思えないコメント。
 故郷新聞 北國新聞。
 最近読んだ本に、「反日地方紙の正体」(新聞業界最大のタブーに挑戦)がある。
 思考停止の反戦紙面と書かれているように、地方紙の怠慢を指摘した本。
 この本の中で、「地方紙の産経」と、唯一高く評価されている北國新聞。
 共同通信配信のアンチョコ社説を採用せず、論説委員を自前で雇い、独自の論陣を展開する北國新聞。
 ふるさと発信に徹する良識派新聞。
 この運動会も、家族への感謝と、会社の地域貢献の一環そのもの。

 午前11時、ANAクラウンプラザホテル金沢へ。
 前石川県副知事 杉本勇寿氏「瑞宝中綬章」祝賀会。
 来賓ご挨拶。
 「60年間の県庁奉職、20年間谷本知事を支えての裏方役、それが評価されての叙勲であり、こころよりおめでとうございます。舞台回しの名人の参謀杉本副知事が退職され、松本正彰参与も県庁を去り、知事を支えた大事な二人がいなくなりました。これで知事の次の選挙大丈夫なんですか?」
 と、来賓席の谷本知事に話を振ると、急に真顔になった谷本知事。
 ん?
 やっぱり気にしているのかな?

 午後1時、ANAクラウンプラザホテル金沢前のホテル日航金沢へ。
 石川県看護連盟若手研修会 講師。
 テーマは、「今こそ夢を語ろう」。
 もちろん、看護師としての政治意識高揚と、職場環境改善のためのモチベーション維持のための研修会。
 鳴和中学校時代の放火事件や、福岡での心臓停止事件や、北朝鮮でのことを織り交ぜながら、「放射性廃棄物処理法」の立法経緯をわかりやすく説明。
 「自分が何をすべきかの想像力と、専門性と、倫理観」について、お話しさせていただく。
 そのあと、テーブルミーティング。
 第4テーブルに参加させていただく。
 「尊厳死の法制化」について課題を設定し、
 「理想の死に方は?」
 「救急外来の責務は?」
 「脳死判定は?」
 「本人の意思確認と、家族の同意確認の方法は?」
 「尊厳死と安楽死の違いは?」
 などなど、およそい40分、テーブルミーティング。

 「あなたは尊厳死を選びますか?」
 と聞くと、ほとんどが同意するも、
 「あなたの子どもや主人や親が、尊厳死を選んだら同意しますか?」
 と聞くと、必ず一瞬の沈黙の後、否定。
 「ですよね。だから、看護職の皆様には、理想の死に方という問題と、死生観について、倫理観と職業意識を高めていただきたいと思います!」
 と、講評の場でも申し上げる。 

 終了後、街頭演説。
 金沢駅南口〜香林坊交差点。
 本日は、お日柄も良きサイコーの秋晴れ。
 観光客やお買い物の地元客がたくさん繰り出しており、演説にも信号待ちの間に耳を傾けてくださる。
 テーマは、
 「復興増税に反対!日銀引き受け、郵政株放出、埋蔵金、国有資産売却で十分だ!」
 「民主党は、予算委員会開会に応じろ!」
 「国会を四日間で閉じるな!」
 「逃げるな民主党!」
 「不完全内閣を隠すな!」
 と、アジ演説。
 このくらい言わないと、のどかなお昼さがりには有権者の心に届かない。

 午後5時から、黒沢かずき市議会 副議長就任祝賀会。
 お祝いのご挨拶の中で、黒沢副議長の調整手腕に期待するという意味で、「大徳地区の場外車券売り場計画」について、お話しする。
 もちろん、昨日の北國新聞記事を参考にしながら。
 「山野市長は市議時代は反対していたのに、市長になったら地元議論を見守ると後退している。何かあったんですか?」
 「山出前市長は、明確にだっちゃんわいやと反対されていた。」
 「4年前には全会一致で市議会は反対した。その時と何が替わったのか?市長が替わっただけだ!」
 「大徳小学校、大徳中学校、市立工高、西高の通学路に隣接し、住宅街も多い市街地。ギャンブル施設は相応しくない。反対。」
 と、明確に事の経緯を説明。
 乾杯の後に会場内を回ると、この問題でしきりに声をかけられる。
 得心の行く方には「あんたの言う通り。もっと具体的な話しをしてくれ!」とせがまれ、気まずい方には「場違いな長い話」と受け取られた。
 公営ギャンブル施設は法律で規定されており、その施設の立地条件については、3点セット。
 @ 地元合意
 A 地元議会同意
 B 地元首長同意
 が必要だ。
 大徳地区のギャンブル施設建設問題の経緯においては、@もAもBも、不完全。
 つまり、金沢弁で、「だちゃかん(不可能)」ということ。

 小松空港発最終便で上京。
 空港内は若い女性でいっぱい。
 V6のおっかけ、とか。
 凄い熱気だ。
 このエネルギーを何か、他の所に向けられないものか?

 午後10時過ぎ、自宅に戻る。
 風邪をこじらせたおりんさんは、うずくまったままだった。
 まだ熱が治まっていない。
 お医者さんの指示に従い、薬を飲んで、休養あるのみ。
 看病で疲れた妻は、うつ伏せになったまま、寝ていた。
 その足元に、タンバリンが、どべっと床に転がっていた・・・・ 


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