今週、逢沢一郎国対委員長にお会いするたびに交わす言葉。
「国会は、いつまで延長しますか?」
「そ、そんな難しいことを人前で聴くもんじゃない!」
と、口を尖がらせて答える逢沢委員長。
菅総理がまるで辞職する気配がないものだから、野党は攻めあぐねている証拠。
で、民主党内はそれでいいのかね?
実は民主党内も、打つ手なし状態。
それほど総理の権限は、強大だということ。
そして、われわれ野党は負けっぷりも必要。
不信任決議案は、大差で否決されたのだから、しばらくは死んだふりも必要。
粛々と今ある法案を審議することだ。
菅総理がしがみついて辞めない以上は、かんたんに参議院での問責決議案も出すべきではない。
したがって、野党共闘を優先すべき。
午前7時半には国対に入り執務。
午前9時10分より、国対正副会議。
今日は、障害者基本法・所得税法・民法特例法(相続放棄機関延期法)が、衆議院の各委員会で成立する。
明日は、その上がり法案を処理する本会議あり。
会期末まであと1週間。
この1週間、何が起きるか、誰もまだわからない。
民主党内の菅おろしは、功を奏するか?
誰が鈴をつけるのか?
午前中、資料整理。
国対控室で、山口俊一代議士と、郵政民営化法案の修正案について意見交換。
東日本大震災でも、将来の経営形態が確定しない限りは、被災し、全壊した郵便局は再建困難。
そうでなくても、郵貯も簡保も郵便も営業数字がはかばかしくなく、今年度の売り上げは軒並み減少予測とか。
さて、どう修正すべきか。
政府保有株式完全放出の完全民営化か?
5社を3社に再編するだけでは持たないのか?
国会会期を大幅延長するならば、特別委員会を動かさざるをえまい。
そういうシナリオについて情報交換。
お昼に、下村博文さん、柴山昌彦さん、稲田朋美さんと、清和会のこれからについて意見交換。
派閥の使命は人材育成。
その派閥に魅力を感じなくなったのか、このところ、櫛の歯のように抜け落ちる会員が目立ってきた。
派閥って、総理総裁を養成・排出するための人材育成機関。
従って、求心力のあるリーダーのもとに、政策で固まるのが本来のあり方。
そのためには、少々の理不尽なことも我慢しながら、仲間意識を高めていく努力が必要。
みんな総理大臣になりたいと思っているけれど、誰か一人しかなれないのだから。
そして、総理大臣とは万能の神ではない。
飛び抜けた魅力のある人物を、回りが支えていかねば、組織は回らないことも事実。
つまり、縁の下の力持ちがいっぱいいなければ、総理も総理たり得ないということ。
清和会会長は町村信孝さん。
さて。
午後1時半、党本部にて外交部会。
青年海外協力隊OBOGによる、東日本大震災被災地支援ボランティア活動について、JICAや外務省より、報告をいただく。
午後2時、農林部会。
「お米の先物取引の試験上場申請」問題について。
ん?
国民の主食であるお米が、投機の対象になっていいのかい?
わからん、その目的が。
JA全国中央会は大反対。
しかし、農林水産省は、前のめり。
元農林水産事務次官がである渡辺好明さんは、現在(株)東京穀物商品取引所の社長にして、推進役。
どうなってんだ、民主党政権でのコメ政策は?
わが党の重鎮である加藤紘一さんも保利耕輔さんも、キツネにつままれたような感じで、
「わからん?」と。
自民党政権では、平成18年故 中川昭一大臣、宮越光寛副大臣の時に、否定している。
またぞろこの政策が出てきた背景には何があるのだ?
わからん。
午後3時、国対に日本ドッジボール協会の西山副会長が来訪。
今週末の評議員会についての報告をいただく。
午後4時、自民党金沢支部所属の市議団政策研修会 参加。
「スマートコミュニティ」について。
おりしも国会では、再生可能エネルギー全量買い取り法案について、詰めの協議中。
キーポイントは、蓄電池。
再生可能エネルギーの産業界やスマートシティ生活への導入は待ったなし。
そこが、経済活性化の起爆剤でもある。
生活スタイルの激変も。
午後6時半、清和会懇親会。
清和会とご縁のある松本楼へ。
午後7時、自民党金沢市議団16名との懇親会。
キャピトル東急ホテル星が丘。
高村、木下、沢飯、玉野、上田、田中、横越、福田、黒沢、宮崎、久保、野本、高岩、下沢、前、高。
こうして名前を連ねて、改めて感じるのは、凄いメンバーだ。
山野市政との距離感も是々非々であり、緊張感ある6月議会の論戦が楽しみ。
森先生、岡田先生、北村先生も合流し、談論風発。
さっそく、明日の朝は、自民党の午前8時からの部会に参加していただくことを確認。
勉強あるのみ。