3時17分起床、明日の文部科学委員会質問づくり。
義務標準法。
「義務定数か、加配定数か?」
「年度内に法案が成立しない場合の、1年生35人以下学級分(4000人、87億円)の取り扱いは?」
「文部科学省史上初めて、義務教育費国庫負担金に10%シーリングをかけた民主党政権の愚!」
など、本質論に迫ることとする。
義務教の負担金にシーリングをかけた予算は、筋論として容認できない。
「今年は間違っていました、来年は絶対にかけません!」
と、財務省と文部科学省が合意しない限り、容認できない。
「義務定数を確保できるんだし、終わりよければすべてよし。 結果オーライ!」
とはいかない。
午前8時過ぎには国対に入り、執務。
なんと、信じられないことに、民主党がまたまたやってくれた。
自民党に何の事前通告もないままに、「現行子ども手当て6ヶ月延長のつなぎ法案」を、衆議院に出してしまった。
そりゃないだろう。
出すにしても、事前通告などの礼儀を尽くすべきではないんか?
数の暴力をしようと言うのか、この非常時に?
ちょっと、冷静に話し合う環境をつくるのが、政権政党ではないのか?
お昼に、党本部。
文部科学幹部会。
政府の「義務標準法改正案」への対案3本を了承。
・ 義務定数よりも、加配定数(義務標準法)
・ 市町村教委や現場の学校の学級編成方針を、都道府県教委が尊重すること(地教行法第41条改正案)
・ 教育正常化(教育公務員特例法第18条改正)
の3本。
教育現場の正常化を目指すとともに、学校現場の学級編成の裁量権を尊重し、義務定数よりも加配定数を確保する案。
さて、民主党と公明党の対応やいかに?
義務定数にこだわるかな?
党本部では、東日本巨大地震・津波緊急災害対策本部会議。
それぞれの議員から発言があり、また報告もあり。
・ 自民党には200を超える救援物資が届けられた。 17日より順次現地に届けている。 党職員全員が手伝っている。(組織本部 森代議士)
・ HPにて、救援活動の詳細を迅速に紹介している。(広報本部 平井代議士)
・ 宮城県に2トントラックで救援物資を届けてきた。 ガソリンスタンドはどこも1〜2キロの行列。 10〜20?しか入れられない(災害対策本部 菅原代議士)
・ 宮城県は最低でも死者15000人くらい。 被災地では風呂も入れない。 復興支援関連法案をお願いしたい。(地元宮城の秋葉代議士)
・ 船からは物資を送ってもらい、その帰りに障害者の方々を搬送している。 いわき市はゴーストタウン、風評被害に困っている。 原発のある双葉町は、町の機能ごと移した。 被災者はとにかく生活のための現金がほしい。 生活必需品や薬を買う現金を、1ヶ月分でも被災者に渡せるようにしてほしい。 避難所の格差が激しい、救援物資が全くないところもある。 情報共有を!(地元福島の吉野代議士)
・ 被災者の他県への受け入れは、住居だけでなく仕事もセットで受け付けられないか、マッチングを進めるべきだ(宮越代議士 農林水産部会長)
・ 風評被害への対策は、マスコミや流通業者や小売業者に対して、行政が一体となってすべきだ。(平代議士)
などなど、次々と意見が出て、まとめ役の谷代議士が、谷垣総裁や石原幹事長を通じて政府に伝えることになる。
夕方、南野智恵子前参議院議員を囲み勉強会。
今から10年前、「性同一性障害者特措法」を作り上げたチームのメンバー集合。
針間先生、山下元参議院議員(現滋賀県農業共済会長)、虎井さん、川崎さん、南野さん、そして馳。
「あのときが議員立法のタイミングだったね」
「民主党政権で議員立法が制限された現状では、そういう機運ではなかったね!」
「あのときの自民党総務会では、わざと山中貞則先生が法案採決に遅れてきてくれたんだよね!」
・・・・
参議院でこそ議員立法が活性化されなきゃね、と、およそ30本の議員立法を取りまとめた南野先生の経験をお伺いする。
こういうロビー活動も含めて、議員立法に身命を賭した南野先生。
「今日は後輩の高楷さんが、予算委員会で大震災の質問をしてましたよ、良い後輩ができましたね!」
と、これからも後輩のご指導をいただけますようにと、南野先生を激励する。