海外出張について 


「アテネ出張リポート 8月25日(水)」

 

 グレコローマンスタイル2日目。期待の74キロ級、 永田克彦(ながた・かつひこ) 選手登場。日本から応援のために永田裕志もはっぴを着て登場! シドニーの銀メダルを超えられるか!!! しかし、集中力に欠ける試合運び。立会いからしっかりと踏み込んで積極的に攻め、3度もパッシーブ取ってパーテルポジションを取りながら、3度とも相手に逃げられる始末。
 もっとからだをぶつけるように浴びせてコントロールしなければならないところを、丁寧に攻めすぎたのか集中力が欠如していたのか、3度とも逃すなんて、永田らしくないチョンボ。

 兄の裕志も、あっけにとられているうちの敗退。もったいない・・・・差し合いでは圧倒していただけに、そして最初にパーテルポジションをとったときに先制のローリングで2点奪取していただけに、返す返すも惜しい敗戦。ここは確実に勝っておかなきゃいけない試合だったのに。

 間をおかずに60キロ級の笹本睦(ささもと・まこと) 登場。外国人にも負けない圧倒的な体力で次々に得点を重ねて、圧勝。予選リーグは突破しそうだが、決勝リーグ一発目で世界チャンピオン、五輪連覇中のブルガリア選手と対戦。
 なんとか一矢報いてもらいたいところ。

 1時間ほどで、名残惜しくもレスリング会場を後にし、野球の3位決定戦の応援に向かう。山側のレスリング会場から海辺の野球会場まで、いつものオリンピックレーンを利用するも、野球会場に近づくにつれて渋滞が激しくなる。何事かと思いきや、大使館の車は野球場近くにまでも入れず、一般客と同じバス乗り場で下ろされる。ポリスもいつもより多い。聞けば、常陸宮両殿下が観戦なさるということで、いつもよりも警備が厳しいのだとか。

 なるほど。球場に入ると、ちょうど試合直前。照りつける太陽に負けじと、キンキンに冷えたペットボトル入りハイネケンビールをラッパ飲みしながら、気合を入れて応援。
 1回の表、いきなり城島の2ランホームランで先制。これでチームも波に乗り、序盤で6−0と大差。先発の和田(ダイエー)もすいすいと好投し、黒田ー小林とつないで終わって見れば11−2の完勝。

 終盤 「きよしーーー! 村松出してくれーー!」 の叫びが聞こえたか? 8回裏から村松が守備固めに入る。おお、アテネの空の下で、神谷内町出身の、星稜高校の後輩の村松が守っている・・・その現実が嬉しくて、涙が出る。やっぱりオリンピックは感動だ! ダッグアウト前に整列した長島ジャパンの精鋭とともに、観客席も万歳万歳の歓喜の連呼。

 銅メダルは、金メダルには及ばないものの最高にかっこいい銅メダルだ。球場を後にする際も、ギリシャのボランティアの皆さんが、口々に「コングラチュレーーーション!」 と祝福してくださり、気分は最高。

 いったんホテルに戻って休憩し、夜はシンクロデュエット決勝へ。この試合が今回のオリンピック視察の最後の観戦、かと思うと感慨深い。メインスタジアムを右手に見ながら、シンクロプールに向かう。 


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