先ずあまりに三国に偏重した報道が多い。今回の事故で被害が最も甚大であったのは石川県の珠洲市であったことはまちがいない。この事故を象徴する船首部分が漂着し、空港や鉄道への便がよい三国町の方が取材に都合がよい事は理解できる、しかし珠洲市に派遣された自衛隊述べ人数3,598人に対して三国町に派遣された自衛隊述べ人数2,815人と珠洲市の方が多いのに地域住民以外のボランティア数は、三国町34,126人に対して珠洲市14,257人(2月27日現在)と圧倒的に珠洲市が少ない。地理的な条件も影響していると思うがマスコミのあまりに三国町に偏重した報道姿勢も少なからず影響していると思う。
さらに重油による汚染現場だけを報道し、市場を通して流通する海産物は安全であるという報道があまりにも少ない。いたずらにセンセーショナルな報道をするだけでなく公正な報道により風評被害を最小限にとどめる事もマスコミの使命ではないのか。水産業界・観光業界にとって重油そのものの被害より風評被害のほうが深刻であることを認識して欲しい。重油回収ボランティアに来てくれる事は確かに有難いが、日本海に観光に来て蟹を食べてくれる事こそ地元の切実なる願いである事を忘れないで欲しい。