参議院 文教科学委員会会議録 第15号
 
(関係部分 抜粋)

第159回  国会

 平成16年5月11日(火曜日)

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【途中 削除】

○大仁田厚委員

【前半 質問削除】 

 生活習慣の乱れから、朝食を食べない子、朝御飯食べろってよく言われたんですよ。子供たちは、糖度の高いものや脂質の多いものへの偏食の傾向にある子供たちが増えていると聞きます。その結果、肥満の子供たちが増え、生活習慣病の若年化も指摘されています。逆に、女子高生を中心に、間違った方法による極度のダイエットによって引き起こされる摂取障害がもう深刻化しています。食の乱れは子供たちの体力の低下をもたらしていると指摘も多く、小泉総理も食育の重要性に声高々に叫ばれております。

 そこで、大臣に御質問です。

 子供たちを取り巻く食の環境についての御認識をお聞かせください。また、体力低下と食育をどのように結び付けていくかお考えなのかを具体的にお聞かせください。よろしくお願いします。済みません、河村大臣。──あっ、ごめんなさい。どうも失礼いたしました。大臣に質問ではありませんでした。馳政務次官に御質問、よろしくお願いします。

 

○大臣政務官(馳浩)

 国民栄養調査の結果からも明確に出ております。

 平成9年のこの調査によりますと、20歳代でほぼ毎日朝御飯食べない、4人に1人、週2、3回食べないとなると45%がもう食べないという状況でありました。また、子供に関して言いますと、これは平成5年の国民栄養調査ですけれども、朝御飯1人だけで食べる、31・4%、つまり3人に1人が、子供たちは朝1人で御飯を食べている状況であると。

 肥満の傾向は、これは学校保健統計調査によりますけれども、昭和57年と平成14年とを比べてみますと3割近く肥満の傾向が増えている。つまり、十分な食の管理がなされていないと食習慣に大きな影響を与えて、それが結果的には、先ほど大仁田委員おっしゃったように、極度のダイエットであったり肥満の増加、生活習慣病の増加、そして子供たちに限って言えば体力の低下が言われていると。

 体力の低下ということで、文部科学省としての資料を見ましたら、11歳の男子で30年前と比べてみましたら、体格は男子で、これは女子もほぼ4センチ体格良くなっているんですね。体重でいうと、これも平均して4キロ上回っているんですよ。体格は良くなっている。しかしながら、50メートル走でいうと、30年前と比べるとマイナス0.16秒、ソフトボール投げだとマイナス4メートル、これ男女ともです。

 これ何なのかということを考えたときに、これは食習慣だけではないとは思いますが、朝からしっかり御飯を食べて、それも栄養のあるものを食べて、その朝からの食習慣の活力が学校へ行って汗を流す、頑張ろうという意欲をみなぎらせる、こういったことにつながってくると思いますので、今回のこの栄養職員が栄養教諭になって、ある意味で言えば、子供たちばかりではなく家庭の保護者に対しても食生活の充実の必要性というものを訴えていかなければいけないということはよく理解しております。

 

○大仁田厚委員 ありがとうございました。

 

【以下 削除】  


詳しくは参議院 文教科学委員会議録をご覧ください
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