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はせ 日記
平成25年
1月11日(金)

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■1月11日(金)

 4時15分起床。
 ニュースチェック。
 部活動体罰自殺事件。
 体罰じゃないね、これは。
 暴行だよ。
 傷害致死?かも。
 部活動の現場で、教師の暴力が常態化していないか?
 総チェックすべし。
 そもそも、教師力=指導力の問題ではないか?
 教員養成や初任者研修の段階で、部活動の指導法を学んでいるのか?
 毎年、3月末日あたりに、次年度の校務分掌が決まるはず。
 そのとき、中学や高校では、部活動の顧問が決まる。
 決定した運動部の顧問には、当然、安全配慮義務がある。
 専門的な指導や、部活動のチーム管理や、保護者との対応など、雑務が大変だ。
 そういう指導方法を、ちゃんと研修できているのだろうか?
 けがの無いように、事故の無いように、万が一の場合に備えての救急救命や除細動器の使い方など、できているのか?
 そんな初歩的なことから、気になってきた。
 閉会中審査で、文部科学省に問いただしたい。
 だいたい、暴行罪か傷害致死罪で、この体罰教員は逮捕されかねないのではないか?
 もちろん、刑事と民事の両方で責任が問われよう。
 そうなると、教師自身ばかりではなく、学校や教育委員会も被告となる。
 大丈夫なのか?
 教師が委縮して、運動部の顧問になりたがらなくなるのではないか?
 だからこそ、教師自身にも、教育基本法や学校教育法や地教行法など、教育関連法規の徹底した研修が必要なはず。

 8時過ぎには国対に入り執務。
 読書。
 「日本の宿命」  (佐伯啓思著。新潮新書。720円)
 東日本大震災や、慢性的なデフレや、超少子高齢化、そして財政の危機。
 政治の世界において、日本的な死生観や自然観に基づいての解決策が示されていないのでは!
 ・・・このもやもやが、社会的に解決されていないことについて、宿命論をぶつ著者。
 一読おすすめ。
 第一章 橋下現象のイヤな感じ
 第二章 総理の品格は、国民の品格
 この50ページほどを、読むだけでもおすすめ。

 10時半、厚生労働相保育課と文部科学省幼児教育課のレク。
 自民党税調「マル政」にむけての情報交換。
 租税特別措置法。
 特別措置というからには、公益上の「特別措置」「減税or免税」の理屈が、立たなければならない。
 そのお勉強。
 本日は、3党合意に基づく、子ども子育て支援法がらみの不公平税制の是正を求める課題。
 保育所に係る登録免許税や消費税非課税と、保育機能を持つ幼稚園や幼保連携型認定こども園に係る税制の公平性を求める案件。
 ふむ。

 11時、私学助成全国院内集会。
 ここで、共産党の宮本たけしさんと遭遇。
 会場の隅っこに呼び出して、二つお願い。
 「予算委員会理事会の運営については、野党同士でうまく役割分担してね。こっちはもう与党だから。それから、部活動体罰自殺事件の閉会中審査は、再来週あたりにできそうだから、準備しておいてね!」と。
 理解の速い宮本さんは、すぐにご理解をいただく。
 会自体は、私学助成拡充や、高校無償化の公私間格差解消の実現大会。

 お昼に、国会健康センターへ。
 吉野トレーナーに伴走いただき、神宮外苑をジョギング、1時間。
 ジョギング前の体重と体脂肪は、なんと98.7キロ&28.9%
 こりゃひどい。
 メタボじゃないか!
 自戒を込めて、明日からもしっかりと運動することを、体重計に向かって誓うのであった。
 ジョギング後は、97.5キロ&27.7%。
 ジョギング中、国立霞ヶ丘競技場 視察。
 明日の高校サッカーの準決勝準備中だった。
 グラウンド入口には、プラカードが4つ。
 石川代表 星稜高校と、宮崎代表 鵬翔高校。
 激突が楽しみ。
 せっかくなので、おとなりの日本スポーツ振興センター(JSC)にお邪魔し、河野一郎理事長に、お茶を飲ませていただく(あつかましい・・・・)。
 お昼御飯中の河野先生が、こころよく、熱いお茶を飲ませてくださるのであった。
 感謝。
 しばし雑談。
 「ところで、大阪の部活動体罰自殺事件の被害者は、日本スポーツ振興センターから、スポーツ共済の災害弔慰金出るんですか?」と、お聞きすると、
 「桜宮高校からの申請はまだですがね。小中学校と高校での取り扱いの違いとか、故意の死亡事案には出ないけど、今回は、ケースバイケース。報道によると、監督の体罰の延長線上に自殺したことは明らか。教育活動の因果関係は認められるだろうから。解釈上は、出るのではないか?」
 さて?

 ジョギング後、13時40分には、文部科学省へ。
 まずは、14階の高等教育局の大学設置準備室へ。
 田中眞紀子大臣騒動の、その後を事情聴取。
 「例の大学設置に関する検討会については、こんど、4回目の検討会が行われます。そのとりまとめ次第です。」と。
 なるほど。
 せっかく田中眞紀子大臣が問題提起してくださった「大学の質と量」の審査問題。
 できれば、中教審で熟議し、改革の方向性を出していただければいい。
 「(担当者に)ところであんた、メガネ替えたでしょ?」と、指摘すると、
 「え、わかりましたか?」と、ちょっと嬉しそうに答えるのであった。
 ・・・そりゃわかるよ。いつもチェックしてるんだから、文部科学省の職員は!

 続いて、お辞儀3兄弟の一人、坂東真理子高等教育長の部屋をちらり。
 電話中だったので、こちらからお辞儀だけしてお暇。

 続いて、芦立国立大学法人支援課長のデスクで、なぜか、東京五輪招致問題で雑談。
 そのうち、
 「ところで、部活動の体罰自殺被害者には、スポーツ振興センターの共済保険から災害弔慰金出るんだっけ?」
 と、いう話題になり、結論があいまいなので、
 「担当の13階のスポーツ青少年局の学校健康教育課に聞きに行こう!」となり、大男が二人そろって、階段を下りて13階へ。
 「すいませんねぇ、わざわざついてきていただいて・・・」と、恐縮していると、
 「いえいえ、ここで済ませては、役所のたらいまわしになっちゃいますから!」と、嬉しそうに案内する芦立さん。
 案内してるっちゅうよりも、昔の部署に散歩しに行きたいだけじゃないの?
 で、スポーツ青少年局へ行き、打ち合わせ。

 担当者の山口さんにご指導いただき、
 「体罰自殺の場合は、災害弔慰金は、政令を改正しなくても、現行規定で、出せるはず!」との結論。
 なるほど。
 でもね。
 気になるのは、
 「部活動の顧問は、ちゃんとスポーツ指導や部活動指導についての研修を受けているのかい?」と、いうこと。
 専門的な指導方法や、健康管理や、チーム管理など。
 「それは、学校設置者(市町村や都道府県や学校法人)の責任ではありませんかね?」
 「え〜〜〜。文部科学省は知らぬ存じませぬでいいのかな?ましてや体罰が直接原因での自殺ですよ。学校教育法違反でしょ?」
 「・・・・・・」
 部活動の先生方に聞いてみたい。
 「ちゃんとその競技のルールをわかってますか? 審判できますか? 日常のトレーニング管理できてますか? 補強運動やストレッチの指導できますか? 文武両道の教育ができていますか? 健康・衛生管理できていますか? 運動生理学とか、スポーツ心理学とか、チームを指導するための基礎知識、持ってますか? 保護者とうまくおつきあいできていますか? 児童生徒とのコミュニケーションとれていますか? 近隣の外科医や内科医や地域総合病院の連絡先わかってますか?」と。

 終了後、11階に下りて、前川官房長や、政務官時代の秘書だった宮沢さんや、たまたまそこにいた布村初等中等教育局長や、山中審議官と世間話。
 最後に、7階の教育課程課の塩見課長のところにご挨拶し、お暇するのであった。

 国対に戻り、今後の予算委員会運営の準備。

 17時、「いじめ防止対策基本法(仮称)」の法律要綱チェック。
 あらあら出来上がってきた。
 衆議院法制局や、党本部政調職員や、文部科学省の関審議官とも入念な打ち合わせ。

 18時半、JSC新春 賀詞交歓会へ。
 河野一郎理事長に、ジョギング中にお茶をごちそうになった御礼。
 途中、福田富昭日本レスリング協会会長と、別室で、新年度からの強化委員会の人事の調整。
 2月中には、めどをつけたい。

 20時過ぎには帰宅。
 今夜はすき焼だ!
 んまい!
 相変わらずシンバルが悪戯をしていた。
 ママの部屋で、隠してあった金平糖を棚から落とし、それを、下で待ち受けていたタンバリンが食べるという連係プレー。
 見事だ・・・いやもとい、知能犯だ。 


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