5時21分起床、ニュースチェック。
@ 読売新聞1面。
「巨大地震 「京」 で被害予測」とある。
揺れ、沈下、津波一体で同時分析。
世界一の計算速度を持つスーパーコンピュータで、システム開発に成功したとの報告。
このスーパーコンピュータ「京」の開発は、理研と富士通が共同開発しており、なんとその生産拠点は石川県。
石川県での開発に関わっている従業員は、関連6企業を合計すると、4700人。
とくに、(株)富士通ITプロダクツという企業の開発能力が優れている・・・・ということを知っている石川県民は、意外と少ない。
この私も、世界一のスーパーコンピュータの開発生産拠点が石川県であり、これだけの従業員がかかわっている「知の集積地」であると知ったのはつい最近。
これもものづくりの伝統が息づいているからか。
蓮舫さんが事業仕分けで勇名を馳せ、
「2位じゃだめなんですか?」と暴言をはいたことで、一躍有名となったスーパーコンピュータ。
もちろん、蓮舫さんが言いたかったのは、
「もっと効率的な研究開発予算の使い方があるはず。運営経費を含め、事業評価を徹底的に!」
と、いうことであり、マスコミの曲解も多分にはあるのだが。
計算速度の分野で世界一となった「京」の登場で、事業仕分けの欺瞞に溜飲を下げた研究者・科学者も少なくない。
そんな中で、本日のスクープ記事。
巨大地震の発生に伴うシュミレーション。
これが瞬時に計算できて、国民に周知されれば、防災体制は飛躍的に向上する。
そして、準天頂衛星の情報と組み合わせれば、そして、その情報がスマホやパソコンを通じて国民にダイレクトに提供されれば、被害を最低限に食い止めることができるし、それ以前に、防災インフラ整備にも使える。
やっぱり、日本はイノベーションだ。
A 政府与党が、「年金試算を当面公表しない」と。
政府民主党として「一体改革とは別」とかいう、とんちんかんな言い訳で逃げ切ろうとしている。
そりゃおかしい。
隠蔽体質反対。
民主党がマニフェストに掲げた年金制度抜本改革を導入すると、消費税率を10%からさらに7.1%引き上げなければならないという試算の件。
どこが一体改革とは別、という論理が通用するのだ!
年金制度の抜本改革=社会保障の制度改革そのもの。
で、マニフェストの数値試算が出てこなければ、国民的議論をしようがないじゃないか。
「年金一元化」「最低保障年金7万円」とは、民主党の年金改革の1丁目1番地のはず。
その試算を出さないとしたら、それこそマニフェストの欺瞞そのもの。
選挙のやり直しを求めざるを得ない。
ここは正直に試算を出すべきだ。
その上で、「給付と負担」のバランスを示すべきだ。
責任ある政府民主党ならば、制度の全体像を示すことなしに、消費税議論を進められないはずだ。
ここは、予算委員会で追求せざるを得ない。
朝一番の飛行機で上京。
東京の空は青い。
先程までの石川県の空は暗かったのに・・・
午前中は、国対で来客対応や取材。
今は亡き、権瓶広光君の取材を、新潟日報の記者から受ける。
事故さえなければ、今頃は新日本プロレスのスターになっていたのに。
専修大学の後輩。
残念でならない。
お昼に、国対正副会議。
午後1時半、内閣官房の片瀬審議官からレク。
内閣官房の宇宙開発戦略本部の組織編成について。
宇宙開発の「平和利用」削除。
宇宙基本法の理念を引用。
共産党と社民党は、抵抗するだろうが・・・
これは、何としても成立させたい。
午後4時、予算委員会。
お経読み。
いよいよ、論戦開始の号砲。
午後5時、小矢部会。
午後6時半、自宅に戻り、ジョギング1時間。
午後8時半、おりんさんを迎えに行く。
タンバリンと一緒に迎えに行く。
助手席で、ぽつりとおりんさんがつぶやく。
「もう、合唱団も3月で終わりだ・・・」
「ユースで続けりゃいいじゃない!」
「いや、それはない。」
「どうして?」
「だって、3年生になったら勉強したいし!」
「・・・・・」
「他にしたいことあるし!」
・・・・
なるほど、人生を楽しみたいわけね。
でも、合唱団の友達と一緒にいると、楽しそうなんだけどね。
晩御飯は、麻婆茄子、の予定が、なんと、かんじんの茄子がなかった。
いたしかたなく、茄子の替わりにウィンナーソーセージとピーマンとニンジン薄切りを入れて出来上がり。
「パパ、意外と、うまい!」
と、おりんさんは、ひと皿平らげるのであった。