『ねじれ国会方程式』

児童虐待防止法改正の舞台裏


目 次

 

序章  まえがきに代えて

−驚くべき児童虐待の現状

 

第1章  与野党4氏 本音で語る     

与野党を越えたチームワーク/省庁を巻き込む/馳と小宮山の大車輪/衆参で勉強会/

立ち入りは福祉か捜査か/荒波越えて進んだ室長/理解があった最高裁/憲法35条のハードル/

呼び出し拒否も証拠に/法改正の広報を/不登校児の親から心配する声/消極的な法務省/

親権の制限は積み残し/背景に日本の文化/「文科省もひどい」/法務省に猛省促す/

党に帰っていかにまとめるか/プレッシャーをかけ続ける/法律はつくって終わりでない/

親権は大きな議論に/制限は視野に入れるべき/法相に要請しましょう/施設の環境は昭和30年代/

3畳間に2人の高校生/心残りのネット規制/チャンスを与える/全国に子どもの心の診療拠点/

縦割りを超えるには議員立法で/さあ、また明日から/「馳さんの牽引力」

−法律ができるまで

 

  議員立法とは ‥‥‥

人数と政党の承認/児童虐待防止法は「委員長提案」型/産みの苦しみ

−コラム 完全公開という荒技

 

第2章  児童虐待防止法案見直し勉強会 議事録 

児童相談所の苦労/家裁の介入がほしい/親の責任/竹花私案/安全確認は義務に/

親の指導はだれがする/立入調査で攻防/知恵を出さない法務省/法務省が歩み寄る/

守秘義務違反?/接近禁止命令/つきまとい/勉強会は解散せず

−コラム 取材班も続けたい

 

資料編  逐条解説 法改正のポイント(厚労省作成)と論点整理

      児童虐待防止法及び児童福祉法の一部改正のポイント

改正の背景に虐待の急増

児童虐待の防止等に関する法律の一部改正

児童福祉法の一部改正関係

 

  児童虐待防止法等の見直しに関する論点整理

−児童の安全確認・保護のプロセス

−面会等の制限等について

 

  児童虐待の防止等に関する法律及び児童福祉法の一部を改正する法律新旧対照表

 

寄稿  家庭への強制介入と2007年児童虐待防止法改正

駿河台大学法学部教授 吉田恒雄

 

おわりに


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